見出し画像

フリテン含み一向聴の選択

研究代表者 nisi
研究協力者 とつげき東北、みーにん

1.はじめに

今回は、フリテンになる可能性のある一向聴のときに起こりがちな2つのお題をシミュレーションで調べてみます。

▽フリテン両面VS通常愚形の搭子選択
▽フリテン回避のための浮き牌を持つか、安牌を残すかの選択

2.シミュレーション条件等

▽フリテン両面VS通常愚形の搭子選択

〇牌姿(3パターン)

牌姿1 フリテン両面14mVSカン8s

画像1

牌姿2 フリテン両面14mVSカン7s

画像2

牌姿3 フリテン両面14mVSカン6s

画像3

いずれの牌姿もドラ8mで、1mを自分で切っている

〇巡目(3パターン)
5巡目・9巡目・13巡目

〇想定牌姿

画像4

以上の条件でシミュレーションした結果を下表のようにまとめます。

画像5

表の見方は、行方向が牌姿と巡目による分類、列方向は打牌種類ごとのアガリ率・アガリ時ツモ割合・放銃率・局収支局収支差(打ソーズの局収支から打3mの局収支を引いた値。数字がプラスであればフリテン14m残し有利マイナスであればソーズの通常愚形残し有利)です。


▽フリテン回避のための浮き牌を持つか、安牌を残すかの選択

〇牌姿(2パターン)

牌姿4 1mフリテン時の235m

画像6

牌姿5 5mフリテン時の134m

画像7

どちらの牌姿もドラ8mで、安牌白を残してカンチャン固定フリテン両面固定とするか、安牌白を切って目いっぱいに受けるかの3つの選択を比較します。

〇巡目(3パターン)
5巡目・9巡目・13巡目
搭子選択と同様です。

〇想定牌姿
だいたい搭子選択と同じ捨て牌です。
牌姿5のときは自分捨て牌1mの代わりに5mとします。

以上の条件でシミュレーションした結果を下表のようにまとめます。

画像8

表の見方は、行方向が牌姿と巡目による分類、列方向は打牌種類ごとのアガリ率・アガリ時ツモ割合・放銃率・局収支です。だいたい搭子選択のときと同じ形式です。

以下、有料部分で表の掲載と分析をしていきます。

3.フリテン両面VS通常愚形の搭子選択(シミュレーション結果)

フリテン両面VS通常愚形の搭子選択のシミュレーション結果が下表になります。

ここから先は

1,220字 / 2画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?