ラス親畏るべし ~三人麻雀研究より~

研究代表者 みーにん
研究協力者 nisi とつげき東北

0章 今回公開するデータ

 今回、公開するデータは

 天鳳・三人麻雀のオーラスにおける席毎の他家に対する勝率
 天鳳・四人麻雀のオーラスにおける席毎の他家に対する勝率

である。
 例えば、

 オーラス、相手とは10000点差(自分が負けてる)
 この場合、自分が相手をまくる確率はどの程度か

 オーラス、相手に対して20000点リードしている。
 この場合、自分が相手に勝てる(順位で上になる)確率はいかに

といった疑問に答えられるデータを公開している。

 なお、文章自体は三人麻雀よりである。
 しかし、四人麻雀についてのデータも掲載している(5章の部分)ので、四人麻雀しか打たない人にとっても役に立つ構成になっている。
 特に、5章では、四人麻雀のデータを公開するだけではなく、三人麻雀と四人麻雀の対比も行っているので、麻雀に対する理解を深めることができるだろう。

1章 はじめに

「勝負は下駄を履くまでわからない」という言葉がある。
「勝負がどう決着をするか、最後の最後までわからない」という意味である。

 もちろん、「データから見た場合、勝率は80%」などとは言える。
 しかし、この数値は個々の具体的な勝負において勝利を保証することはない。
 データが保証するのは「一定の確率で一定の成果を収めること」までである。


 天鳳の牌譜を検索していると、「ラス前・オーラスで1000点未満のラスだったがそこからトップをまくった」みたいな麻雀が出てくることもある(要出典、ただし、注1)。
 三人麻雀になるとその傾向は顕著になる。
 最近、私は南2局で振らずに1000点未満の飛び寸までいったが、そこから粘りに粘って逆転に持ち込んだことがある(注2)。
 また、ラス親に対して40000点以上差をつけていたのにまくられた、なんてこともあった(要出典)。
 そんなわけで、天鳳秋刀魚を打っていると「オーラスのまくりが多いなあ」と思うことが度々ある。
 その傾向は四麻の比ではない。


 そこで、天鳳・三人麻雀におけるオーラスにおけるラス親のまくりの確率を調べてみたい。
 また、天鳳・四人麻雀のデータと比較参照することにより、三人麻雀と四人麻雀の比較も行う予定である。

2章 三人麻雀における他家1家との点差と勝率の関係

 早速データを見てみよう(注3)。
 まずは三人麻雀から。
 オーラスにおけるラス親の特定1家との点差と逆転率(その特定1家に対する勝率)の関係は次のとおりである。
 なお、参照データとして起家と南親(東2局に親になる家)のデータも掲載する。

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私たち麻雀数理研究会は、麻雀に関する調査、数理的研究を行い、その結果を公開することで、麻雀文化を発展向上させることを目的とする団体です。代表はみーにん、会員はとつげき東北とnisiです。よろしくお願いします。
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