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【人生論】嘘、うそ、ウソ。10年間、決意し続け、自分を変えることができたけど…

僕は、嘘はつかない、と決めています。


子どもの頃、僕は嘘つきでした。

自分で嘘をついておきながら、嘘をつく自分が嫌いでした。
「今思うと」ではなく、子どもの時に、嘘をつく自分が嫌いだったのです。

なのに、つい、嘘をついてしまう。
口から出まかせ誤魔化し言い訳が、反射的に出てしまうのです。


今なら、その理由を言語化できます。

・目立ちたがり屋だから
・負けず嫌いだから
・見栄っ張りだったから

これが原因でした。


その後、僕は、何度も「もう嘘はつかない」と決心します。
懲りずに嘘をついては、「もう嘘はつかない」と決心する。
これを繰り返しました。


あきらめずに何度も決心した甲斐があり
、僕が嘘をつくことは、徐々に少なくなりました。

もしかしたならば、
僕は、「もう嘘はつかない」と決心した回数 世界1位 かもしれません。
本気でそう思うほど、僕は、何度も何度も、本気の決心をしたのです。


やがて僕は、
滅多に嘘をつかない人間に変わりました。

25歳くらいでしたね。


反動もありました。

言わなくて良い【本当】を言ってしまう、という反動です。

自分から、わざわざ言ったりはしません。
でも、
聞かれると、つい、本心を語ってしまうのです。

具体例を思い出せないのですが、
例えば、髪を短くした女性が、「どうですか? イメチェンしてみたんです」と言ってきたならば、僕は、忖度なしで思ったことを口にする。そんな感じの人間になってしまったのです。

そのショートカットが、その女性に、似合っていると思ったのなら問題はありません。
逆に、似合っていないと思った場合は、問題だらけです。
僕は、あえて空気などは読まずに、「似合ってない」とか「前の方がイイ」とか、そんなことを言っちゃうやからになっていたのですから。

女性は、傷つきます。泣いたり、腹を立てたりします。
僕は、嫌われてしまいます。敵が増えます。

それでも僕は、心の中で(僕は『嘘をつかない』と決めたんだ)と、悪びれることがありませんでした。

嘘をつく人生も、後悔や自己嫌悪といういばらの道
嘘をつかない人生も、嫌われたりトラブルが発生したりと、いばらの道


嘘をつかなくなって約5年。

やがて僕は、

嘘は2つある

と気づきます。30歳前後ででした。

 その嘘をつくことで、自分にのみメリットが生じる嘘
 その嘘をつくことで、相手にもメリットが生じる嘘

詐欺師のつく嘘は、①です
嘘をつかれた詐欺被害者には、なんのメリットもありません。
詐欺師のみにメリットがあります。

あまり似合っていないショートカットに、「イイね」というのは②です
「イイね」と嘘をつかれたショートカットの女性にもメリットがあります。
「イイね」と嘘をつかれたなら、その女性は、心地良い気持ちになれます。


ときに思いやりとは、②の嘘をつくことだったりします。

僕は、②の嘘は、例外として「よし」と、自分の心の中で決めました。
厳しく禁止とするのは、①の嘘です。


ただ僕には、「もう嘘はつかない」と何度も決心した、その余韻が強く残っていました。

上手に、②の嘘が出ないのです。
②の嘘はOKというMyルールを忘れることも、しょっちゅうでした。

つい、「嘘はつかない」という固定観念からの言動が出てしまうのです。


「もう嘘はつかない」と何度も決心したのが、約10年。
「相手にもメリットが生じる嘘ならOK」
と新ルールが、ちゃんと定着するのに、なんと……

約25年。



僕は正しい

正解や正義は1つ


これらが【思い込み】と分かり、

僕は正しいとは限らない

正解や正義は人の数だけある


という考えになって、

……つまり、53歳くらいになってやっと、

「相手にもメリットが生じる嘘ならOK」

という新ルールが、ごく自然に使えるようになりました。

今、書いていて、少し正確さが足りません。
また、続きを書きたいと思います。


今日は、
僕が、極端に『嘘』を嫌う、その理由を語ってみました。


僕は、ゆかりちゃんが大好きです。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1249話です


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