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夫婦の妊活日記―一人ボッチの妊婦生活

2024/3/18(月):夫婦の妊活日記
※覗いて下さってありがとうございます。
 この投稿は私たち夫婦の妊娠、流産、不妊治療の経験を振り返って記録したものです。
 読まれる方の状況によっては、この文章自体が苦しくなってしまうこともあるかと思いますので、辛い気持ちになられる方は、読むのをお控えくださいね。


 結婚記念日デートの朝に妊娠検査薬で陽性が分かった私達。
 翌朝は夫婦の離れ離れの生活のスタートの日となりました。

 大きなキャリーケースを持った夫を送り出し、それぞれの生活がスタート。
 それまでの単身赴任と違って、ホテル泊であることから自炊的なことは絶対に無理な生活ですが、夫の仲良しの友人が東京に住んでいることから、夫への心配は、少し軽減された感じがありました。

 前回一度目の妊娠の際には、勝手に
「夫にプレッシャーになっても…夫もきっと興味ないんじゃないか…」
なんて思って夫には提案すらしなかった妊娠アプリも、単身赴任を機に夫に思い切って提案し、夫婦でお腹の赤ちゃんの成長を見守ることになりました。
 私にとっては人生二度目のトツキトオカのアプリ…前回も見た記憶のある、まだまだメダカのような我が子の姿が愛おしくて嬉しくて、同時に不安にもなりました。
 夫に胎児ネーム(トツキトオカに登録する赤ちゃんの呼び名)を付けてもらうよう提案すると、夫の東京に住む仲良し君が付けてくれました。

 今回の妊娠で選んだクリニックは、口コミが良く産後のケアにも力を入れているところを選びました。夫が一緒に検診に行けることは諦めて、自分の納得できる安心できるところで…という視点でした。

 初めての検診日。
 健診の内容は尿検査による妊娠の確定診断と、経腟エコー、血圧測定でした。経腟エコーでは心配していた「異所性(子宮外)妊娠」ではなく、正常な妊娠が確定し、泣けるほどに安心しました。この時「妊娠8週」…長く妊婦としての生活が続くと思っていました。

 そしてこの病院で驚いたことが二つ。
 一つは「経腟エコーが痛くない!」ということ。
 最初の妊娠でお世話になったクリニックは、毎回痛くて痛くて泣いたり出血があったりするほどで、初めての経腟エコーでは「こんな痛い物なんだ…」という風に納得していたのですが、選ぶクリニックが反対だったら
「こんなに痛い検査だったから、この医師のせいで流産したかも…」
と思っていたかもしれません。その後にお世話になった病院でも最初のクリニックほど痛いことはなく…今思えばエコーの上手ではない先生だったんだな…と思います。
 もう一つは、「こんなおしゃべりなお医者様いるの?」ということ。
 初めての検診も、待合室で本を読んでいた私に、
「本読んでたねぇ。誰の本?」
と妊娠の話よりも先に読書の話題になり、「筒井康隆」さんであることを伝えると、
「若いのに筒井さんを読んでるってことは、頭がいいねぇ!あなたは随分賢い人やね!僕は○○さんを読んでてね…(看護師さんに)あっ、血圧測ってあげて!妊娠、してるよって数値出てるから、エコーで見てみようか。いや~筒井さんの文章を理解できて面白いと思えるのは賢いわぁ」
とマシンガントーク…

 血圧を測られながらも会話が続くので、測られている私は
「血圧ってしゃべりながら測っていいのか?」
なんて思っていました。
 でもおしゃべりの好きな先生だから、聞きやすい雰囲気だな…とも、心強い気持ちになりました。

 遠く離れた場所でがんばる夫に検診の報告をすることも大きな楽しみになりました。

今日はここまで!
ではまた明日。

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