見出し画像

他人と縁を結ぶということ:養子縁組―里親になれるまで

11/23:養子縁組④
 祝日の今日、いかがお過ごしですか?
今日は少し早めの時間に更新を…

 今日という日が一人でも多くの子どもにとって、安心できる一日であったことを祈りながら、今日も特別養子縁組について発信していきたいと思います。
 今日は里親として登録されるまでの流れについて。この登録は「養育里親」も「養子縁組里親」も共通した研修を受け、「里親」として認定される…という流れになります。

里親になるまで

①ガイダンス
 :里親を希望する者が「こども家庭センター」に相談に行き説明を受ける
(我が家の場合) 
→地域の子ども家庭センターの担当の方に連絡し、私だけガイダンスを受けました。私と担当者さんの一対一でのガイダンスでした。
  子ども家庭センターの入り口は、プライバシー保護の為に何ヵ所も施錠がされ、インターフォンで許可されないと一歩も入れない状態でした。何だか一種異様な重い空気と悲しみを纏っているような印象の場所でした。

②基礎研修(家庭養護促進協会による研修)
・講義一日:ガイダンスと重複する部分もありましたが、「里親」という基礎的なことについて学ぶ時間でした。
・実習一日:本来なら実習先に赴いて実習させてもらう研修ですが、私たちが出席したのはコロナ禍の真っただ中。施設の子ども達の安全確保の観点から動画を見てのワークショップのような形の実習になりました。

③認定前研修(家庭養護促進協会による研修)
・講義二日:基礎研修よりも、具体的な内容についての研修でした。検診の実際や里親であることによって生じる課題について…など。また、実際に研修を受けて里親になられた方のお話などもありました。
・実習二日程度:施設実習はそれぞれバラバラに行われます。実際に登録された方の記録などを見ると、実習内容は施設によってかなり違いがあるようです。
※私たち夫婦は、施設実習の日程希望をとっている期間に不妊治療が決まったことにより、不妊治療を優先すべく実習を辞退することになりました。このいきさつについてはまた、詳しく書かせてください。


・研修修了証の交付:修了証の有効期限は2年間
・児童福祉審議会里親認定部会による審議:3,8,12月に7実施

⑤県知事認定・登録
・民営の斡旋団体にお世話になる場合でも、ここまでの研修の受講、認定、登録は必須となります。

⑥マッチング・受け入れ準備
・家庭センターの方のお話だと、受け入れ夫婦の住む環境、成育歴なども考慮してマッチングされるそうです。
・登録してから次の月にはマッチングする方もいれば、何年たっても…という方もいるのが現状のようです。
・ガイダンスの際、「早いマッチングを希望するなら、待っている間に週末里親などに希望を出してお子さんを預かってみて下さい。スタッフもどんなかかわり方をするのかが見える方がマッチングの会議で想像しやすいですよ」と教えて頂きました。

⑦里親委託
・委託時に子どもの置かれてきた育ちなども伝えられることになります。
・また特別養子縁組においては、委託から一定期間、養育の状態や子どもとの関係の見守りがなされ、早くて半年ほどで裁判所に申し立て→夫婦の戸籍に入籍…という形がなされます。

   また、この段階を踏みながら書類を提出したり家庭訪問を受けることで子育て環境の見極めや、夫婦への聞き取りなどが重ねられ、それらの結果も踏まえて「認定・登録」となります。
   認定してもらえるまでにはなかなか厳しく、「もっと夫婦で話し合って…」などと言われることも少なくないようです。私が養子縁組について調べて見つけたブロガーの方は「10回以上面談で不合格をつきつけられた…」と書かれている方もいました。
   それぞれの内容については次回以降少し触れたいと思います。
    きっとこのシステム、変えられると思うんです。体験を踏まえて、考えていきます。

今日はここまで!
最後まで読んで頂いてありがとうございます✨
スキ!やフォローでご機嫌になります。
お気軽にお願いします!
私もスキ!して下さった方のところにお邪魔しますね🎵

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?