効率悪くても、わざわざあちこちに行きたいのって、未知で想定外に出会いたくてその方がおもしろいから、というのが大きいのだけど。

単純に、その場にしかないものがあるから、というのも大きいなと思う。
何か特別なことがあるときだけでなく、ただ人と会うだけでも、打ち合わせするだけでも、その場に集まるからそこにあるものがあるじゃん？

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情報を得るのとか、伝えるのとか、共有するのとか、それはオンラインでもできるけど。
知り合ったり交流したりも、オンラインでもできるけど。

でも、体験することって、リアルでだなぁと思う。

オンラインでも体験すること自体はできるけど、それはオンラインでの体験であって、リアルでの体験とは違う。
それぞれのよさがあるはずだけど、やっぱり私はリアルでその場で感じられる空気や感覚的なものがすごい好き。

感情とか感覚とか空気感みたいな、目に見えないあるかどうかもわからないその場にただようものって、オンラインでもゼロではないのだけど、オンラインの場合は視覚とか聴覚から想像して再現している感じがして、その場で身体で感じているものと違う気がする。
身体がそこにあるからなんとなく受け取ったり発したりしているものがあると思う。

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遠くて現地に行けないときでも、写真とか動画でも見れたりするけど、一方向から見ているのと、全方位から感じられるものとは、受け取れるものが違う。
リアルタイムで見れるのとタイムラグがあるのとでは見えるものが違う。

オンラインでリアルタイムで見れるとしても、写真とか動画とかって誰かが切り取ったものだから、自分が見て体験して感じるものとは全然違う。
きれいに見えたりまとまってたりするかもしれないけど、見せたいように見せられているだけで、見たいものが見えているのとは違うし、そこから抜け落ちているのがあるのだ。

ほかの誰かには見えてて、自分には見えないものや感じられないものもあるのだろうけど、それも含めて自分が見て感じて得たことで、そうやって「自分が」体感したというのがほしいのだと思う。

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遊びでも仕事でも、現地に行ってもオンラインでいても私がやることやできることは変わらないときでも、私が感じられること見聞きできることは違うから、行きたいし。
ただ何かを見るだけでも、その場で自分の目で見たいなぁと思う。

オンラインでなんでも便利にできるようになった中で、そういうのは無駄もあってぜいたくなことだとも思うけど、そこにエネルギーを費やせる余裕を持っていたいなと思う。
逆にいうと、その場に行ってまではやりたくないことって、その程度なんだろうし、それは効率よくても自分には無駄だってことなんだろうな。

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