見出し画像

できないっていう事実からスタートすること。

いろいろずっと問題になっていることを改善しようとして、なかなか進まないしやってくれないしもやっとしていたのだけど。

進まない、やらない、っていうところは、それぞれの立場や目指すところや見てるところとか違うから、しかたない部分もあるとは思う。

でも、多分もやっとしているのはそれだけでなくて、無理しても解決しなくない?っていうところ。
できないことはできないって言わないと、できないことをできないものとしてちゃんと見ないと、改善するの難しくない?って思う。

できないことも、やりたくないことも、それはそれで事実として見ていかないと、根本的に解決しなくない?
問題が発生した、発生しそう、っていうのに対して、スキルアップします、フォローしあいます、がんばります、みたいなのは結局精神論になったり無理してなんとかする方向にいきやすい。
できてないことについて、できるように教育するのは必要でもあるけど、それだけでなんとかなる問題かどうかをよく考えないとなぁと思う。

現状をあまり変えないで対応する方法として、人を教育するって方向は、安易でわかりやすい。
わからないことをできるようにしたり、やり方を変えて進めやすくしたりすれば、大きなコストとかかけなくてもかんたんに結果が出ることもあるし。
なかなか結果がでなくても、スキルアップが必要なのにできてない、っていう、人の問題にして終わらせてしまいやすい。そんなのなんの解決にもならないし終わってないけど。

理想論でいえば、受け身でいたのを自律的に考えて動くようになるだけで、成果を出しやすくなったり個々が成長したりするわけで、対応策として出すだけなら楽なのだ。

でも、成長して対応できるようになる範囲って限度があるし、時間がかかるし、技術力も対応量も臨機応変さもなんでもすべてが一気にできるとか無理がある。
がんばってほしい部分があるということと、がんばってなんでも対応してほしいというのは別の話で、がんばってできない範囲は、できないって言うのは大事だと思う。

でも、できるかできないかを、他人が決めることではないから、できないならできないって言ってほしくて、それならそこから考えられるから、っていうのが私の希望だったりした。
無理なことをやろうとしても無理だから、できることを考えたいじゃん?

(でも結局、できないなら言ってっていうのもできないかもって疑ってることになるからなかなかそこまではっきり言えないし、一緒に相当いろいろがんばってみたりして、やっとそこまで話せたところ。)

そもそも、というのもなんだけど、じわじわと要求あげていっているのに、そこは見ないで、以前と同じことができてないじゃん?って構図にしている感じが問題な気がする。

「業務に慣れたら最初のころより少ない工数でできるだろう」
「似たような業務をまとめて依頼したら効率よくできるだろう」
「業務に慣れたら管理や教育などを減らしてもうまくやれるだろう」
などというのは、いっこいっこを見たら間違っていないと思う。
でも、それらをまとめて全部できるかって言ったらまた別の話じゃん?

「効率よくやって工数減らして(人を減らしてできるようにして)」
「質は落とさないで、むしろ品質あげて」
「多少業務量や担当内容増えても工夫してまわして」
などというようなのも、それぞれ単体でなら無茶な要求ではないと思う。
でも、工数減らされたあとに、量は増えて質も落とすなって言われたら結構無茶じゃない?

成果がほしいなら、要求を出すなら、それ相応の対価を出すべきだと思っていて、お金出し渋って成果は要求するみたいなのは、断れないのを利用した弱いものいじめっぽくていやなのだ。
それは私の価値観の問題で、会社の方針に文句言ってもどうしようもないのだけど。

対応ミスった、品質落ちてる、とかは事実で目の前の課題であって、そこはちゃんと対応してほしいのだけど、そのためのスキルアップなどは必要というのは正しい方法のひとつだとは思うけど、そもそも根本的にそれだけの問題じゃなくて、それなのに表面的な目の前の対応をすべき感にごまかされていた気がする。
それがもやっとしてた理由かも。

とりあえず、できないことはできないって言う、のところから話を進められそうで、個人的にはすっきりしている。
もともと、コストかけるな、できたら減らせ、の方針だから、進められるといっても長い道のりになりそうな気はするけども。

できないことを無理させて、できてないじゃん!って注意して、改善させようとしてもなかなかできなくて、みたいな方が無駄でばからしく感じるし、ちゃんと解決や改善しそうな方向に進めたいなと思う。

ライティング・ライフ・プロジェクト2024年3月期募集準備中です。
お問い合わせなどはこちらからどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?