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逃げる場所として、本の世界があってもいい

気付いたら、今週も後半戦ですね。

季節が梅雨に逆戻りしたような日が続いていて、心なしか、頭も重い気がします☔

最近、ショックなニュースが連日報道されたり、プライベートでも落ち込むことがあったりして、気持ちが下降気味でした。

こういう時、皆さんはどうやって悲しみと向き合いますか?

逃げる場所を持つ

私は、逃げ込む場所を持つことが大切なのかなと思います。

特に先週の金曜日は、あまりにも辛すぎて、本音を話せる人に話を聞いてもらいました。

これは最近、取材である方のお話を伺っている時に教えてもらったこと。

「自分の本音を出せる、逃げ場を持っておくこと」

仕事、友だち、コミュニティ…などなど。

必ず建前の自分がいて、本音だけの自分を出せる場ってほとんどありません。

常に本音だけで話せる自分が理想なのかもしれないけど、それによって傷つく人もいるかもしれない。

それって自分よがりな行動だと私は思うから、建前の自分が頑張っています。

だけど、心が急降下している緊急事態には、自分の本音を話せる人に頼ることが大切なのかもしれませんね。

本の世界に逃げたっていい

そして、本音を出せる場は「本の世界」にもあるのかなと思うのです。

建前でなくて、嘘偽りない自分の感情と向き合うために逃げる場所。

そんなイメージでしょうか?

私には、逃げる場所としていつもお世話になっている大切な本があります。

それは、選挙シーズンが近づくと手に取る、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』です📖

スピーチライターという職業がテーマで、選挙戦が舞台となっているお話。

「言葉の力」を繰り返し思い出させてくれる、私にとって大切な1冊です。

逃げた後、また顔を上げて歩き出す

本書の大切なシーンで繰り返し登場する、文章があります。

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。
二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。
三日後の君、歩き出している。

これまでも、何度も何度も逃げ場としてお世話になっている本書。

この文章を読む度に、勇気をもらってきました。

これからも、きっと建前の自分に頑張ってもらう機会は多いでしょう。

でも、「誰かを傷つけたくない」という以前に、自分のことも大切にしたいと思うようになりました。

だから、私はこれからも逃げると思うし、そうやって自分の本音と向き合って、また顔を上げて歩き出したいと思うのです。

繊細な自分を受け入れる

最後に、少しだけ「HSP」のお話を💡

今回の私ように、他人の悲しみに影響を受けやすいのは、「HSP」という性質が関係しているかもしれません。

※HSPについては、「繊細さん」の本が分かりやすくておススメです!

人によってHSPのタイプは違うようですが、自分の場合は、他人の「心の痛み」に敏感に反応するタイプのようです。

例えば、私は、暴力的な作品やホラー映画を観ると、しばらく引きずるタイプです。

今回は、連日の報道により、多くの人々の悲しみに触れているうちに、自分も感情移入しすぎて悲しみに染まっていたのかもしれません。

もし、同じように落ち込んでいる方がいたら、自分を責めずに、さまざまな場所に逃げてほしいです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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