甘枝ゆとり

薄暗くて滑稽な作文を。ほとんどフィクションです。

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マガジン

  • 大日本末期文学全集

    終末感が滲み出る文章がまとまったら、ここに投稿します。イラストと文を合わせて一つの作品になっていることもあるので、雑誌のような感覚でお楽しみください。

  • 断想集『東京活断想』

    説明不要

  • 再掲集

    自分が書いたやつを3本ずつ、再掲してます

  • ラブレタークラブの活動

    きゅんとするようなしないような、そんな連作です

  • 連続note小説『みやえこさん』全6篇

    甘枝にしては文字数の多い連続小説です。よろしゅう。

最近の記事

  • 固定された記事
    • 『校長の修学旅行引率状況』

      教頭「えぇそれでは、これにて本日の職員会議をおひらきと…」 田中「教頭、恐れ入りますが1つよろしいでしょうか」 教頭「はい、まだ時間はありますので田中先生どうぞ」 田中「今年の修学旅行のプラ」 ざわざわ 教頭「あああーーーっとああーー職員会議おわりぃ!」 田中「えっえっ」 ざわざわ -- その後別室にて -- 教頭「そうでした田中先生はまだこの4月にこの学校へ赴任されたからご存じなかったですね」 田中「なにか悪いことをしてしまったのでしょうか」 教頭「い

      • 連続投稿やめるとなんか知らないが、みんフォトでめちゃくちゃ使われるようになる。 プッシュ通知で気を引こうとサジェスト上位に出すアルゴリズムでもあるのかな。

        • 『いちおう俺もアイドル』

          やべえよやべえ 急遽”営業”の仕事 つまりアイドル活動のほう 歌って踊る仕事が入ったのは とってもありがたいことだし そのためにバイトのシフトを 店長に無理言って 代わってもらったのはいい だけど場所が悪いって なんでライブ会場が 俺のバイト先の ショッピングモールなんだよ こりゃまずいよ アイドル活動してることは 店長にだけは言ってある だけど他のみんなには 極力バレたくなくて だってさ 同僚の女子とかおばちゃんとか きゃーきゃー言っち

        • 固定された記事

        『鉄球』

        • 『校長の修学旅行引率状況』

        • 連続投稿やめるとなんか知らないが、みんフォトでめちゃくちゃ使われるようになる。 プッシュ通知で気を引こうとサジェスト上位に出すアルゴリズムでもあるのかな。

        • 『いちおう俺もアイドル』

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          27本
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        • 連続note小説『みやえこさん』全6篇
          6本
        • 『鰻林さんへの手紙』
          5本

        記事

          そりゃ書くモチべ途切れたら

          そりゃ書くモチべ途切れたら架空の地下お笑いライブのひとつやふたつ企画するよね。 フライヤーをどうぞ。 あーたのしい。

          そりゃ書くモチべ途切れたら

          『うちの先祖は忍者だったって』

          なにげない会話のなかで 父が教えてくれたこと うちの先祖は忍者だったって へぇそれはなんだかすごい 甲賀流と伊賀流 どっちなのってきいたら 両方だって どういうこと? そしたら詳しく 父が教えてくれた 甲賀流と伊賀流の間で 禁断の結婚をしたんだそう ほおおおお じゃあどちらかが くのいちだったんだねって そう思ったんだけど 男同士なんだって ほおお はへぇえ 男同士で 結婚したんだって やっぱり忍者だけあって けっこう先進的な 考

          『うちの先祖は忍者だったって』

          『スタートアップ葬儀屋』

          「じゃまず土葬ね」 さっすが社長 「これは旬でしょマジで」 発想力と度胸が 「許可とかそんなんはまぁ後で」 そこいらのやつとは段違い 俺は去年の春 大学に入った そこで出会った 2学年上の先輩 スタートアップで 葬儀屋やるってよ 「生前葬ってのもいいな」 次から次へと 「いや儀式だけじゃなくて」 アイディアが沸いてくる 「火ぃつけてやるのよ、しにたいやつに」 この人 ホンモノの天才だろ 俺の役割は 資金調達 銀行にかけあっても 社長

          『スタートアップ葬儀屋』

          『仕事をクビになったよ』

          仕事をクビになったよ これから先どうしよう ぼくがいた世界は とってもきびしいところ 定期的な人気投票で 下位の何人かは どうしてもクビにされてしまう そしていちどクビになったら 二度と復帰はできないし それまでのキャラクターを 完全に封印しないといけない つまり新しい生活を始めるには 社会的にいったん しんだことになって これまでの人格?を リセットする必要があってね ぼくのばあい 幸い蓄えが少しあるから 生まれ変わって 次の仕事に

          『仕事をクビになったよ』

          1400なんぼ日の連続投稿が途絶えたはなし

          タイトルのとおりです。 計画的なものじゃなくてうっかりなんですよね。予約投稿機能、つまりプレミアムに加入できるほど裕福じゃないので、まいにち手動でやってましてね。 甘枝ゆとりの中の人は何人いるか秘密ですけどぜんいん社畜なんです。生意気にも3月って忙しいじゃないですか。 3/27(水)のぶんは下書きを済ませてたんですけど、飲み会あるから、帰り道か帰宅後に投稿しようと思って。 それでいつの間にか、日付が変わっていたんですな。 関係ないですが終電も逃してますよ、ええ。

          1400なんぼ日の連続投稿が途絶えたはなし

          『バチェラーとバチェラー』

          俺は毒を飲まされて もうそんなに長くはない っていうかあと数十秒 もって数分でしぬはず かんぜんに油断していた こんやはとっても楽しい 元・奥様会のつどいだった 元・奥様ていうのは 俺の元妻たち 十二人 いや 十三人だったかな まあそいつらと集まって 飲めや歌えやする会 俺はいま独身だし なんにもやましいことはない なんせみんな 別れるときには 気持ちよく 誰もが等しく皆 性格の不一致ということで それなりの手切れ金を渡して 別離し

          『バチェラーとバチェラー』

          『先輩との昼飯は決まって』

          「けっきょくこの春はベースアップなしだってな、よそはみんな給料上がっていくのにウチだけ取り残されてる気分だよなまったく、お前なんとかしてくれよ」 先輩との昼飯は決まって 「第二課の犬吠埼主任だけどさ、あいつなんて俺より後輩のくせにいつのまにか昇給しやがってさ、けっきょく胡麻摺るのがうまいだけなんだよ」 悪口と 「いやはっきりいっておまえはまだまだ足りないと思うよ、この春で2年目だろ?俺がそれくらいの頃は、先輩方を出し抜いてでも実績上げてやろうっていう気概が」 説教と

          『先輩との昼飯は決まって』

          『ままのえすえぬえすをみてる』

          ままのえすえぬえすをみてる ぼくのうまれたころからずっと ううん そのまえからある でもぼくがうまれてからは ほとんどぼくちゅうしん ぱぱはいないって なんとなくぼくはしってる だけどままは しごとのあいまに いろいろなところへ つれていってくれて たのしいおもいでがたくさん このえすえぬえすにも いっぱいしゃしんがあるから ぼくもなつかしいきもち ただひとつだけ よくわからないんだよね どうしてままのかおは いつもおめんをつけてるの?

          『ままのえすえぬえすをみてる』

          『赤面人形』

          その人形は 助平な言動を耳にしたり 破廉恥な行動を目にしたりすると 顔を真っ赤にするという機能があり ある新婚夫婦が知人から 結婚祝いの品として その人形を貰い受けた ふつうそんなものを貰ったら 怒るのが相場かもしれないが めずらしもの好きのこの夫婦 おもしろそうだといって 寝室のベッドの淵に 腰かけさせたんだとか どんなふうに 赤面するんだろう 期待に胸や色々な箇所を 膨らませる夫婦 さて期待の夜が更けた ところがここで若夫婦 重要なこ

          『赤面人形』

          きょうは作文をおやすみする日。 これは異論反論オブ…どんな意見もちょうだいなんですがね…。 創作界隈の皆様って…夜型ですかね?あぁ生活リズムの話でもなんでも…あるいは朝型? これけっこう気になっていましてね。 みなさんの単純なご回答のみならず理由もお聞きしたいんです…ん。 これさ

          きょうは作文をおやすみする日。 これは異論反論オブ…どんな意見もちょうだいなんですがね…。 創作界隈の皆様って…夜型ですかね?あぁ生活リズムの話でもなんでも…あるいは朝型? これけっこう気になっていましてね。 みなさんの単純なご回答のみならず理由もお聞きしたいんです…ん。 これさ

          『行列のできる結婚相談所』

          行列のできる結婚相談所があるときいた その歴史は古く 戦前から今に至るまで 客足は途絶えていないというから 驚くほかはない 大手企業による運営でもなければ オンラインでのマッチングでもなくて 特徴というか すこし変わったところといえば その場所 都会から少し離れた郊外 ニュータウンの開発とは縁のない 古くからある住宅街のまんなかで ひときわ存在感を放つ邸宅がある その家主こそが 相談所の主宰でもあるわけ 主宰の曽祖父は豪商で 人脈は広く世話好

          『行列のできる結婚相談所』

          『送別会にて』

          嫌われている 俺は上司から とても嫌われている と思っている 俺の挨拶だけ無視をされる なんてのはまぁ良い 俺の提出した書類だけ いやにケチをつけてくるし 承認も遅い だから仕事に影響がある 俺が嫌われるだけなら 別にかまわない ただつまりは俺の部下まで そのあおりを受けるということ 「正解は”うさぎ”でしたー!Aテーブルのみなさんおつかれさまでした!ではお次、Bテーブル参りましょう」 きょうの夕方だってなんなんだ あしたの朝までに 膨大なデ

          『送別会にて』