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小さいトゲは放っておくと痛いが、鉛筆の芯の1つや2つはみんな持ってる

先日、DIYで本棚つくりをしていた際に、
「イテッ、トゲが親指に刺さったな」
と思いながら、とりあえず作業を終わらしちゃおうとそのまま続けていた。

夕方になって本棚完成!パチパチ、と思ったのもつかの間、親指の先が痛いのなんの。
2-3mm程度の小さく黒っ茶けた木片みたいなものが親指の先に刺さっているのがみえる。
押さえたら痛い。
とげ抜きで抜こうにも、完全に入り込んでいて見えない。

トゲが刺さったなんて何十年ぶりだろう、久しぶりだなぁ。
ところで、トゲって放置してても大丈夫なんだっけ?

ちょっと不安になってきたので、検索してみる。
(そうか、こういう時にChatGPTにも訊いてみればよかった)
どうやら、みんなも気になって検索しているみたいで、色んなQAの回答が出てくるが、おおよその回答をまとめるとこんな感じだ。

「放っておくと身体中を回って、最後は心臓に刺さって死ぬなんて話がありましたが、あれは都市伝説です。まれに細菌感染から化膿することもありますが、通常は自然治癒力で自然に出てきます」

だったら、しばらく放っておこうかな。

翌日、やっぱり気になる。
何かの拍子に親指に何かが当たると痛い。
これじゃ、気になってモノをつまむのも一苦労だ。
トゲなんてこんなちっぽけなのに。

だいたいが、あれだよ、巣鴨に"とげぬき地蔵"というのがあるくらいだから、昔からトゲくらいと放っておいちゃいけないんじゃないか?

『指先を熱い湯に浸けて、ふやかしたところで、火で炙って消毒した針でつついて抜きましょう』
そんなことを書いている記事もあった。

よし、やっぱり夕食のあと風呂からあがったら、痛いかもだけど針でつついて抜こう。

まず自分でトゲの刺さったところを針でつつく、つつく、トゲが少し表面に出てくるまで掘り返す、うっイタタ。
少し見えてきた!!
相方のヘルプでとげ抜きですかさず抜いてもらう。
ものの1分もかからずに抜けた。
ティッシュの上に置いてみる、結構大きい5mmくらいの木片だ。
そして、抜いた後は押しても全く痛くない。
マキロンで消毒して一晩だけバンドエイドを貼っておく。

トゲが抜けて余裕が出てきた。
「トゲは放っておくと痛いけど、そういえば鉛筆の芯が子供の頃に太ももに刺さって、そのまま入っているんだよね」
と相方に見せる。
右太ももに鉛筆の芯がうっすら見えている。
実際、芯がそのまま残っているのか、色だけ残っているのかは定かではないが、刺さった時のことは覚えている。

すると相方も、
「わたしも子供の頃に、肘の辺りに鉛筆刺さってそのまま残ってる」
肘を見せてもらうと、確かに同じような鉛筆の芯が見えている。

高3の(来週卒業だけど、まだ高校生だ)次男もやってくる。
「あ、おれも手のひらに鉛筆刺さって、まだ残ってる!」
確かに鉛筆の芯のあとがある。

なんだ、家族全員鉛筆が刺さったまま身体に芯が残っているのか。
長男はもう独立して側にいないけど、ひょっとすると彼も鉛筆の芯を抱えているのか?

トゲは刺さったまま放っておくと痛いが、
鉛筆の芯の1つや2つはみんな身体に刺さったまま持っているのか。



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