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ウェス・アンダーソン『フレンチ・ディスパッチ』を観てきた!

こんにちは、makoto です

今日は月初めの1日、映画の日ですね!
「映画が1,000円で観られる!」
と、思ったら 、、、、え?1,200円なの?今?
いつもは1日は劇場が混むので避けていたから、知らなかったです

先週公開直後には、「Blu-Ray出てから買おう」と思ってた
みんな大好きウェス・アンダーソンの新作ですが、
やっぱり、劇場で観たくて午後から有休を取って行ってきました
最寄り駅にシネコンがあるっていいです

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊


なんて長いタイトルだ!
劇場予告くらいしか事前情報を入れないで行ったので、
どこで区切るのかさっぱり分からないタイトルでしたが、
はい理解しましたよ

アメリカの新聞社のフランス支局で発行している雑誌が
フレンチ・ディスパッチなんですね
アメリカ人編集長(ビル・マーレイ)が亡くなったため、
彼の生前の遺言「自分が死んだら、雑誌は廃刊、云々」に従って
追悼号を最終刊として発行することになり、
その最終号に掲載されるストーリーが3つの短編映画の如く
インサートされる仕立てになっています

****

ウェス・アンダーソンといえば、その独特のカラフルな色彩と構図で
「あ、ウェス・アンダーソンだ!」
と一見しただけでそれと分かる個性があります

ところが何と今作では、メインの3本の短編ストーリーは「白黒」なんです
オープニングやエンディング、あと途中で挟まれる編集部のシーンこそいつものカラフルな映像なんですが、ほとんどの時間を費やす
3本のストーリーでは、自身の個性の1つを封じてきたのです
将棋で言うと飛車角外し、自由形でバタフライならぬ平泳ぎ、
みたいな大胆さ

ところが、さすがウェス・アンダーソン恐るべし
白黒でもそのカメラアングルと構図でしっかりウェス・アンダーソンだと
分かりますし、見えない色がさらに想像力を掻き立てます

また、突然一瞬だけ出てくる色の付いたシーンがものすごく効果的で、
3つ目のストーリーで出てくる「青い瞳」なんて、ドキッとしました

そして、何と言ってもキャストの豪華なこと
「この人、そんな使い方していいの?一瞬だけじゃん!」みたいな
レア・セドゥもティモシー・シャラメも
007ともDune砂の惑星とも全く違う(そりゃそうだ)体当たり演技(笑)

ウェス・アンダーソン作品は情報量が多すぎて、1回観ただけでは全く消化
できないので、やっぱり盤を買って何度も見直したくなりますね!

お洒落で素敵な映画を観たいという方は
是非劇場でお早めにご覧下さい

それでは!

Photo by LoboStudio Hamburg on Unsplash

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