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世界一幸福感が低い先進国で、どのように活路を見いだしたらいいのか?

なんだかわからないけど、むしょうに不安になることが、たまにあるよね。

なんでだろう。。。

虫の知らせ? 第六感? 超能力少年エスパー?

【虫の知らせ】の国語の辞書的な意味って、「なんとなく良くないことが起こりそうな気がすること」(by Kotobank) 

人間って、ストレスを受けると、それに対処する態勢を整えようとして、ノルアドレナリンという神経伝達物質が分泌され、それが恐怖や驚き、不安といった感情を引き起こす、とされている。

でも、もうひとつの神経伝達物質であるセロトニンが、さわやかな雨のようにふりそそぐと、ノルアドレナリンの恐怖と不安の火災がみごとに鎮火されて、「おだやかー」「おちつくー」「へいあんー」「あんしんー」という気持ちになれるんだって。

もっと、もっと、セロトニンを、オレにくれ!(笑)

人類には、セロトニンの量が生まれつき少ない「S型」の遺伝子と、さらにその上を行く「SS型」を持つひとがいるらしい。

それって、不安遺伝子とも呼ばれている。

で、なんと、日本人の8割以上は「S型」の持ち主なんだって。

さらに、最強(最恐?)の不安遺伝子「SS型」を持つひとたちの7割近くは日本人だとされている。

つまり、日本人とは。。。

いつも・たえず・つねに・不安のなかを生きるよう宿命づけられた者たち、ということ。。。

いったい、過去の日本列島に、どんな大災忌の連続があったら、「S型」ばっかりの集団が生き残ってしまうのか? *¹。

想像すれば想像するほど恐ろしくなって、S型遺伝子が発動してしまう。

イカン、イカン。

セロトニンの雨よ、ふれー(笑)

今日の聖書の言葉。

心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。
‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭14:1‬ ‭新共同訳‬‬

18世紀のイギリスにジョン・ウェスレーという牧師がいたんだけど。。。

オックスフォードで神学を学び、国教会の按手礼を受けた彼は、インディアン伝道に志願して移民船に乗り、大西洋を渡ろうとした。。。

しかし、船は大嵐に遭遇。

大波が船内に流れ込んで乗客はびしょぬれ。恐怖と絶望の叫びが、あちこちから上がった。。。

ウェスレーも、必死に神に祈ろうとしたんだけれど、それどころじゃない、ただ、ただ、狼狽するばかり。。。

ところが、驚いたことに、その船に同乗していたドイツのモラヴィア兄弟団のクリスチャンたちは、幼い子どもから年寄りにいたるまで、大嵐のなかで完全不動の「平安」に包まれ、静かに讃美歌を歌い続けていたんだ *²。

その光景を見てウェスレーは衝撃を受け、彼らはキリストを内に持っているのに、牧師の自分は持っていない、ということに気づかされた。。。

その後、ウェスレーはアメリカに無事に上陸して、伝道に着手するんだけど、それは失敗し、夜逃げするようにイギリスに帰国。。。

そして、オールダーズゲート街の小集会で、彼は回心を経験するんだ。

それは、どういう回心だったか、っていうと、「自分が救われるためには、ただキリスト、キリストだけに信頼すれば、いいんだ。それでいいのだ!」ということが、直観的にわかった、という経験だった。

それでいいのだ!


不安な気持ちになると、「どうしよう!?」という思いに駆られる。

どうしよう、って、どういうことかというと、「自分はどうしたらいいの?」ということだ。

いったい、自分はどうしたらいいの!? 

そこから不安がスタートする。

自分は○○ができるだろうか? 
自分は△△ができるだろうか? 
自分は☐☐ができるだろうか? 
自分は◇◇をすればいいのか? 
自分は。。。
自分は。。。
自分は。。。

 で、結局、自分を主語とした対処法の想定をいくらやったところで、当の自分が納得するかたちで終われるわけもなく。。。

だって、自分と言うリソースは、常に有限だからねー。

なので、この際、「自分はどうしたらいいの?」という発想を、床に置いて、暗い部屋から出て、外でいつも手を広げて待っていてくれるイエス・キリストに、ぜーんぶおまかせしてしまえばいいのだ。

イエスへの丸投げ。。。

心を騒がせるな
神を信じなさい
そして、わたしをも信じなさい

イエスに丸投げした瞬間、「どうしよう!?」は消えてなくなる。

だって、イエスは神なので。つまり、無限のリソースなので。

理論的には、そいうことになる。ウェスレーの場合には、それが功を奏したのだ。

さて、どうしよう。。。そうしよう。。。

註)
*1.  東洋経済オンライン2020年6月9日11:30
*2.  モラヴィア兄弟団とは? チェコのモラヴィア地方にいたフス派のクリスチャンたちが迫害を受けてドイツに亡命し、ルター派を奉じるツィンツェンドルフ伯爵のもとに保護されて、ヘルンフート(主の守り)という共同体を作って生活するようになり、そこからさらに世界各地へと移民して行った。彼らはモラヴィア兄弟団と呼ばれ、毎日の合言葉に使うために一年分の「日々の聖句」をくじ引きで聖書から選んで、『ローズンゲン』という聖句集として毎年出版している。ちなみに2021年6月11日の聖句はイザヤ書33:22「主こそ私たちを裁く方。主は私たちを指揮される方。主は私たちの王。この方が私たちを救われる」とルカ9:20「イエスは弟子たちに言われた。『それでは、あなたがたは私を何者だと言うのか』 ペトロが答えた『神のメシアです』」となっている。

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