相撲ライター西尾克洋の投げやりキッチン 第十一回:豚肉の生姜焼き
豚肉の生姜焼き:
材料:分量はレシピサイト参照
・豚肉
・生姜
・キャベツ
・醤油
・調理酒
・砂糖
①生姜を「え!?それ多くね?」っていうくらいすりおろす
②豚肉をプラスチックのトレイに置いたまま生姜、醤油、調理酒、砂糖をまぶして10分程度待つ
投げやりポイント!
ここでアクシデント発生。
・・・醤油が、無い。
これ、あるあるですよねぇ…。
思いもよらない調味料がいきなり無くなっていることが判明するパターン。
もしくは
ああ、もう少ししかないじゃん
って思いながらスーパーで2回くらい買いそびれているパターン。これに見事にハマっちゃいました。
このパターン入っちゃった時、皆さんどうしていますか?今日の問題は、そういうことなんですよ。
これに関しては性格も出るし、その場の状況しだいだとは思うんです。
多分ね、多少舌打ちしながら手を洗って、近所のコンビニに走るタイプっていうのは色々と几帳面な方だと思うし、料理に対する正解と不正解っていう意味合いで考えるとこっちが絶対正解なんですよ。
だってね。
「料理は化学」っていうじゃないですか。
(科学の方ではないと思う。たぶん)
だから、べき論としてはそうした方がいいし、この質問を家庭科のテストで出されたら、本当は違うかも知れないけど「コンビニに走る」って誰もが回答するはずなんです。
ただね。
そうはいかないんですよ。
特にね。
私は「投げやりキッチン」なんていう屋号でこの企画やっていますから。
醤油買わずに何とかする方法を探すんですよ。
で。
我が家の冷蔵庫には出来合いのものを買ったときに付属でついている系の調味料が捨てられずに数か月取っているコーナーがありましてね。
ここを探したんですよ。
そしたらね、寿司用の醤油が一つありました。
ただ。
これでも大匙1にしかならない。
この分量でとりあえず何とかならんか試したんですけど、肉全体に醤油が夏服くらいの感覚でふんわりと掛けられているみたいな感じで。
明らかにビジュアルが違うんですよ。
生姜焼きではなくて、生肉そのものっぽい見かけになってしまった。
このまま焼くことも検討したんですけど、いや、投げやりキッチンとはいえ、これは流石にマズいぞという結論に至り…
付属でついてる系のコーナーで、醤油の類似品を探しました。そしたらね、
ありましたよ。
餃子のたれ
納豆のたれ
…
うーん
これどうします?
似てはいますけど、本来餃子や納豆を引き立たせるための、他の料理に入れたら雑味になっちまいそうな味も含めてあるわけですよ。
さぁどうする?
またね、頭に来ることに、これらのストックはかなり豊富にあるんですよ。
そりゃそうでしょうね。
用途がそれしかないんですから。
まぁ、私の屋号は「投げやりキッチン」ですからね。
使ってやりましたよ。
多少のことは目を瞑って。
③ ②で作った豚肉を火が通るまで焼く
④ 更にキャベツを盛り付け、肉をよそう
完成!
これはね、過去一の問題作かもしれません。
元々今回は投げやりキッチン化する気はなく、写真はほぼ撮っていません。まぁそりゃそうです。普通に作ったらレシピ通りのつまらん生姜焼きで、投げやりですらない訳ですからね。
ただ。
ハプニングが起きて、見事に投げやり化してしまった。
妻と不安げに食いましたけど、これね。
…普通の生姜焼きでした。
雑味の部分、全然感じなかったですよ。ラー油とか酢とか居るはずなんですけどね。むしろそのことをおかしいと思いました。
ただ、生姜焼きってやつは生姜と醤油の濃いテイストがメインなので、多分雑味を駆逐しちゃったんでしょうね。結果オーライとはまさにこのことです。
ということで、比較的味が濃い、ある調味料が立つ料理を作る時に突如何かが不足したら適当に味付けすると案外ハマるということで、今日の投げやりキッチンを終わりにしたいと思います。
次回:
付属でついている系の調味料を整理次第
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