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恥ずかしい話ですが…

先日、TV番組で「ふき」が紹介されていました。
その中では、愛知県の旬の味覚「早生(わせ)ふき」を紹介していました。
ビニールハウスの中で栽培されていて、一面が緑に覆われていて、素晴らしい光景でした。

美しい光景

日本原産の野菜

ふきは、日本原産の野菜で、愛知の「早生ふき」は、200年以上の歴史がある伝統野菜だそうです。
番組で紹介されていたふき生産者は、愛知県の知多地域でした。
この地域は、ふきの生産量が日本一だそうで、なんと全国シェアの4割を占めているそうです。
春と秋が収穫時期で、今は「春ふき」を採っているとのことでした。
春ふきは、秋に比べて柔らかく、サラダに最適で、シャキシャキ食感があり、ふき特有のえぐみがないのが特徴だそうです。

ふきとふきのとうってまったく別のもの…

この番組の後半で、衝撃のことがわかりました。
恥ずかしながら、私は、ふきとふきのとうとは全く別物だと思っていました…
珍しい日本が原産の野菜で、食卓にも旬の時期には何度も登場している野菜なのに、60年近く生きているのに、知りませんでした…
あんなにおいしく「ふきの煮物」や「伽羅ぶき」を味わっていたのになあ。

美しく煮たふき

ふきのどの部分をいただいているの?

さらに、衝撃の事実が!
私たちが煮物などでいただいているのは、ふきの「茎」の部分だと思っていませんでしたか?私は思っていました、この番組で知るまで…
しかし、私たちがいただいているのは、「葉柄(ようへい)」とよばれる葉の一部だそうです。
茎の部分は「根茎(こんけい)」とよばれ、土のなかで横に伸びてるのです!
フキを収穫する際には、この根茎には害があるため、根茎の部分をちぎって出荷されているそうです。

じゃあ、ふきのとうは何者?

日本の早春を連想させる代表的なものである「ふきのとう」は何なのでしょうか?

北国の春

「蕗の薹(ふきのとう)」が大きくなって「ふき」になるわけではありません。
ふきのとうはふきのつぼみ(もう少し正確にいうと、ふきのとうは、「伸び始めの花茎と、それを包みこんでいる苞葉(ほうよう)ですが、ふきのとうが成長すると、ふきになるわけではありません。
2~3月頃に、ふきのとうが先に出てきて、その後、4~6月に、別のところからふきが出てくるのです。
「へえー」ですよね。

早春には欠かせないグルメ

知らないことを知るというのは、とても楽しいことであるのを実感した朝でした。

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