ウェディングプランナーを目指して金沢に出てきて専門学校に入り、2年間ずっとブライダル系のアルバイトに身を捧げやっとやっと念願のウェディングプランナーに！

と思ったら配属された先は系列のドレスショップ。

ドレスインナーを売った方がインセンティブがつくから売った方がいいよ。とか、なんかそんなお客様目線じゃない説明にモヤモヤした二十歳の私は、当時現場を取り仕切っていた28歳の先輩を見て、、あと8年ここにいてあれなら、、と、絶望した。

そして、社長にそのままの感想を伝え退職を申し出る。

私「あと8年ここにいて、8年後あの状態だと思うとゾッとします。」

我ながらパンチのあることを言って辞めたもんだなと、思うけれど、、1年半アルバイトして期待に胸躍らせて入社した会社だったのに、ドレス部門との温度差がすごくて。

気持ちとしては、事故に遭って入院したいくらい会社に行きたくない。そんな気持ちの日が続き、このままじゃダメだと、異動のお願いをしてみたもののあと5年はここで頑張れと。そんな長い時間を人生の大切な時間をここに投じるわけには行かない。

今から振り返れば、両親にはとても心配をかけたと思うけど、この挫折もあってよかった挫折。そのままあの会社に石の上にも、、と居座っていたら今の自分は絶対にいないと思う。その時の判断は絶対に間違っていなかった。

その後なんと、当時ハウスウェディングの先駆けとして全国展開真っ最中だった東証1部上場企業が金沢に会場を出すことになり、無事採用され結婚式の当日の会場の切り盛りやら、100人以上のスタッフの指揮を取る仕事やら、いろんなことに挑戦することになる。さらには念願のウェディングプランナーとして採用され、満足がいく形で夢を叶えることになった。

二十歳の自分。本当にありがとう。