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子育てコラムの読み手に思いを馳せて幸せを願う

私の住んでいる地域に、地域情報紙プレスネットがあります。
編集者さんから直接連絡をいただいて、子育てコラムを書き始めたのが2年前の9月号から。

息子くんが小さい頃には、思い出の夏祭りの写真を送り掲載してもらったり、地域の美味しいお店の情報を読んでお友達と出かけてみたり。私の生活に、子育てにずっと寄り添ってくれていたプレスネット。

息子くん達がまだ小さい頃、私は子育てをしながら大学院で臨床心理学を学んでいました。
当時のプレスネット紙面には、フリースクールの先生がコラムを連載されていました。息子くん達が大きくなったら、こんなところに気をつけて子育てしていけば良いんだなぁと考えながら読んでいたそのコラム。
子育ての予習は安心感に繋がりました。

その時のコラムには先生の顔写真も載っていて、仕事帰りに寄ったお店でその先生に直接お会いした時には、芸能人に会ったかのように「わぁ!」と思わず声が漏れ出たのを今でも覚えています。

そんな私にとって特別で憧れだったプレスネット紙面に自分の書いた文章が載るなんて!!
2年前の私は緊張とわくわくで連載をスタート。

乳幼児の子育て中のママさんのリアルなお悩みに答える内容で、毎月原稿を編集者さんに送り続けました。

この2年間「コラム読んでますよ」「土居さん載ってましたね」と、いろいろな方から声をかけていただきました。
子育て中のママさんは勿論のこと、保育園所や幼稚園、子育て支援をされている先生方からも「子育て相談の参考にさせてもらっています」と活用していただいていました。
コラムを書き始めた時には、こんな風に沢山の方とコラムを通じて繋がっていけるとは思ってもいませんでしたが、今ではこの出会いも私の財産になりました。

また、限られた文字数で、困りごとのお役に立つ内容を過不足なく伝える。日頃、ついつい分かりやすいようにと、詳しく説明しすぎて、逆にわかりにくくなることのあった私には、この作業もとても勉強になりました。

「分かりやすく」と言うのは、読み手である相手が「きっと分からないだろう」と思っているのではないか?もっと読み手を信じて、余白を作っても良いんじゃないか?

そもそも「文章を読む」とは、それぞれの価値観を通した作業で、それをこちらの事情で「こう読み取りなさい!」と固定してしまうことは、読み手の自由度を奪ってしまうことになるのでは?

読み手にとって、自分の子育てをふりかえり、大切なポイントに少し気づけた、そんな文章が書きたい!

こんな風にこの2年間、コラムと向き合いながら、読み手に思いを馳せて、一生懸命書いて来たコラムとも、丸2年を迎える来月8月で卒業することになりました。

文章の伝え手として、真剣に「子育て」と「親育ち」に向き合ってきた2年間。
私にとって人生で大切な体験となりました。
このコラムに繋げて下さった先生と編集者さんに心からの感謝。
そして読んで下さって皆さんにも大いなる感謝を込めて、来月の最終コラムを書き上げたいと思います。

興味のある方は参考まで↓↓↓


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