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"ヒュッゲ"を取り入れて人生を豊かにする

ヒュッゲという言葉、どこかで聞いたことがありますか?

Hygge(ヒュッゲ)とは、デンマーク語で「人の人のふれあいから生まれる、温かな心地のいい雰囲気」という意味。

世界幸福度ランキング1位のデンマークで生まれた独自の言葉。

デンマークでは、日常のあらゆるシーンにおいて「コミュニケーション」が重要視されていて、例えばコーヒーブレイクをするなら、”誰かと一緒にゆったりとコーヒーを飲む”という選択をする。

職場では1日に複数回、コーヒーを片手に座談するといった光景があるようです。

そんな、人とのふれあいの時間をデンマークでは「ヒュッゲ」と呼んでいる。

デンマークの人々の働き方

ヒュッゲの概念は、デンマークの人々の働き方にも現れている。
デンマークでの労働基準は、主にフレックスタイム制。

「週」単位で働く時間が決まっていて、その時間をクリアすれば、15時などに帰る日があっても大丈夫。日本のように自分だけが早く帰ることに罪悪感を感じることなど全くありません。

デンマーク人のアフターは、仕事が終わるとまず、家に帰る。
夜に友人との約束があっても、まず子供を迎えに行き、少し家族との時間を過ごす。そのあと、再び外出するのです。

家族とのふれあいの時間を、非常に大切にしているということですね。

そして、しっかり休む。

デンマークは、ドイツなどと同様に3ヶ月まで長期休暇をとることができる。これまた遠慮なんてすることなく、しっかり休むのが基本。

職場ではヒュッゲがあり、普段からよくコミュニケーションがとられているので、誰かが休んでいる間も、仕事が回らなくなったりトラブルが起こったりすることはあまりないようです。

決して、無理をしすぎることをしないデンマークの人々。

オフィスには、お菓子コーナーやゲームができる空間などがあり、仕事に少し疲れたら仲間を誘って息抜きする。という、ストレスを溜めないための環境と習慣があるのだ。

ヒュッゲは生き方そのもの

人と人とのふれあいを大事にするヒュッゲの文化は、デンマークの人々の働き方、ライフスタイルの一部であり、生き方そのものとなっているのが分かる。

人とのつながりと心地よさを愛する国、デンマーク。

何ごとにも「無理をしない」という在り方が、国民の幸福度を高く保つ秘訣なのではないだろうか。

つい、頑張ってしまう私たち日本人は、今こそ、人生にヒュッゲを取り入れていくべきではないかと感じる。

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