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塩作り日記①〜塩作りことはじめ編〜

こんにちは。さばです。大学をずっと休学して屋久島で毎日を楽しく過ごしているしがない大学生です。でも大学に行っていないのに大学生と名乗るのも気が引けてきました。大学生じゃなかったらなんて自己紹介すればいいんでしょうか。ニートになるんでしょうか。でも、バイトはちょこちょこしているので、ニートとも言い切れない気がします。最近はお仕事として、塩もつくらせてもらっています。まだまだはじめたばっかりで手探りな感じですが、塩の奥の深さを見た気がしています。奥が解ったわけじゃありません。深さがある、ってことがなんとなくわかった段階です。深さって見えないですよね。川や海で遊んでいても、水の上からじゃ深さってほとんど見えないです。浅いと思っていても急に深くなることもあるし、潜ってみなきゃわかんないですよね。そういう深さに潜っていくのか、それとも海を広く泳いでいくのか、はたまた海を出て別の遊び場に行くのか、どうなるかわかりませんけど、とりあえず塩をつくっています。

塩は海水からつくります。きれいな海があるから、塩をつくろうとふと思ったのが1番最初のきっかけです。オーガニックとかにこだわってるわけでもないけど、じぶんでつくれるならなんでもつくってみたいと、ヒマなので思います。小さい時、よくばーちゃんに、コーラを飲むと骨や歯が溶けるって言われてました。そんなにコーラは好きでもなかったので気にもしてませんでしたけど、あれはコカ・コーラがどうやってつくられているか得体が知れないから、ばーちゃんがそういう怖がり方をしてしまうのだと思うのです。クラフトコーラのレシピを用意して、ばーちゃんと一緒にスパイスを煮詰めてコーラをつくって飲めば、ばーちゃんも安心してコーラを孫にゴクゴク飲ませられるのです。おまけに、「コーラがつくれた!」という達成感まで味わえて最高にハッピーです。そういう具合に、時間はたっぷりあるので、塩とかヨーグルトとか各種シロップとかトビウオでつくるアンチョビ、名付けてチョビウオなどなどつくっています。チョビウオも、自分でつくった塩で漬け込んでます。

屋久島のグレートでビューティフォーな海

塩は、この屋久島のグレートでビューティフォーな海から海水を拝借して、煮詰めて煮詰めて濾過して濾過して出来あがります。実は、海水を煮詰めていくと、塩の前に塩っぽいけど塩じゃないものが出てきます。それを一旦濾過して取り除いてから、塩がでてきます。
ちなみに、塩を大量につくることになったきっかけは、住んでいるシェアハウスのオーナーさんの紹介です。屋久島のとあるお土産屋さんが、商品に使う塩を探しているということで、さばを紹介してくださり、、という流れです。自分用に作ってた時は、キッチンのガスコンロと鍋でつくってましたが、今度は大量につくるために、かまどで火を焚いてつくることになりました。オーナーさんがかまども手配してくれました。それにしても、煮詰めて水分を飛ばすには時間も薪もめちゃめちゃかかりますね。先月が梅雨で、湿度が高かったことも関係してるんでしょうか。
もうすぐ夏本番、作業しながら汗だくですけど、太陽が手助けしてくれることを願います。

かまどで火を焚く

そしてできあがった塩第一弾。80Lの海水から、約700gの塩ができました!
できあがった分からお土産屋さんに納品していきます、、が、この700gをつくるのに5日ほどかかりました!!
さすがに時間がかかりすぎてしんどい、薪も大量に消費するので、太陽の力で少しづつ、火を見てられない時間も蒸発してくれるシステムを準備したいところです。

かんせい〜

そして今日、第二弾をつくるべく、新たに海水を取りに海へ行ってきました。車も免許も持っていないので、自転車にポリタンクを積んでいってきました。海水を積んだ帰り道は、人生で1番しんどい登り坂でした。恋人こと彼氏ことパートナーこと相棒のはるぽんが一緒に行ってくれましたが、1人だったら諦めてポリタンクの中の海水半分くらい捨ててたと思います。
かえり道はしんどかったけど、ついでに海にも入って遊んできたので、今日も楽しい1日になりました。

海に飛び込む3秒前はるぽん
地獄の坂道のはじまり

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