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子どもの人生を変えるママの言葉〜小1の壁なんて怖くない

こんにちは!
株式会社ママプロジェクトJapan、代表の岩田かおりです。

間もなく新学期
新緑芽吹く季節は誰もが心躍りますね ♬

小学校へ入学する子どもたちは、目を輝かせて、ひらがな、カタカナ、漢字と新しい文字をこれからたくさん覚えていきます。

園児時代から、すでに文字に興味を持っていて
「ぼくも漢字を書いてみたい!」
「わたし、自分の名前かけるよ!」
……という子もいると思います。

この、初めての文字にたくさん触れる時期ですが、

書くことが好きになる子
書くことが嫌いになる子

……に、わりとはっきりわかれます。

そして、怖いことを言うようですが、文字を書くことが嫌いになる子どもは、結構な高確率で「勉強嫌い」になりがちです。

書き間違えの指摘が「勉強好き・きらい」のわかれ道


6歳女児のお話です。
入学前、その女の子は小学生になれることを楽しみに目をキラキラさせていましたが、実際に学校が始まると、やる気もわくわくもみるみる消え失せ、「勉強したくない」「楽しくない」と言い出すようになりました。

なぜでしょう?
実は、文字の書き順間違いを、先生が細かく指摘していたのです。

もちろん、間違いを指摘すること自体は問題ありません。
でもその子の家では、親も先生と同じような指摘を繰り返していました。
(先生の指導方法に親も便乗してしまったかたちです)

これ、いったい何が問題なんでしょう??
それは、、、指摘の頻度と親の言い方です。

「書き順、間違ってるじゃん」
「もう一回書き直し!覚えるまでもう一回!」
「ねぇ、なんで書き順守らないの!?」
「もっとよく見て!」

目を光らせてチェックしてくる親
毎日こんな風に言われてしまったら、子どものやる気がしぼんでしまうのも当然です。

「もうやりたくない!」→逃げる
という顛末に……。

正直、これすごく多い事例で、ひじょーーーにもったいない!

子どもは育つ力を持っています。
「なんでだろう?」って考える機会になる質問を
ポツンとするだけでOK!

親が声かけの「変化球」を身につける


親の言葉って、ついついどストレートになりがち!
すると。間違っているという事実だけではなく、そのときの親のイライラ、不安までもがダイレクトに子どもに伝わってしまうのです。

親の言葉の勢いから、子どもは「怒られている」と感じてしまうので、どんどん勉強が苦しくなってしまいます。
(そもそも「ちゃんとやる」「ちゃんと見る」ってどういうことか、子どもにはわかりませんしね…)

この状況を脱出して、正しい書き順も覚えつつ「勉強って楽しい!」と思ってもらうためには、やはり工夫が必要です。

まずは、親の側が言葉と対応のバリエーションを持つことから始めましょう。
そう!直球玉だけではなく、変化球も身につけるのです! 

例えば……

【変化球その1】
間違いを指摘する前にワンクッションおく

明らかな書き順の間違いを発見しても、すぐには指摘しない。

「えっ、いまってそういう順番で書くの!?
ママの時代とは書き順変わってるかも〜〜」
と言って、子どもと一緒に書き順アプリなどで確認してみる。

「なるほど〜、こういう順番だったね!覚えたね!」
と笑顔で終了

【変化球その2】
その場では何も言わない

あとで、お風呂に入っているときなどに
「“な”って書いてみよう」とうながして一緒に書き、
「え、ホント!? お風呂あがったら調べてみようよ!」
(以下同文)

【変化球その3】
フリー素材のプリントを活用

最後はこれ。書き順付きのひらがな練習プリント
いまはネットからこうした教材がダウンロードできるんです。

「ちびむすドリル」ひらがな練習プリント

こうしたものを上手く使って(例:子どもだけに書かせるのではなく、親と交互にゲーム感覚で挑戦するなど)楽しく覚える工夫をするのも◎!

ちょっと乱暴なことを言うようですが、書き順を間違ったからといって命に別状ありません。
子どもがいつまでも覚えないからといって、親が焦る必要はないんです。

「こういう間違いに気づけると、気持ちいいよね〜〜(≧∇≦)」
……などと、親がサラッと前向きなことを言って終了する。
この締めくくり感も、子どもを勉強嫌いにしないためには結構重要です。

『かおりメソッド』では、こうした親の声かけバリエーションを、シーン別にいくつも身につけることができます。
他の受講生ママたちが日々工夫していることもどんどんシェアされるので、子育て、家庭学習のバージョンアップが叶います。

「言葉の威力」をもっと知ってほしい

ここまで、“書き間違い”の指摘のしかたひとつで、子どものやる気や親子関係が格段に変わるよというお話をしましたが、子育てのあらゆるシーンで「言葉」って本当に大切です。

とくに、ママからのちょっとしたひと言は、子どもをパワー全開にさせることもありますが、子どものパワー喪失にも直結する。
その自覚を持つ必要があると思います。

つまり、親の言葉は子どもの人生を左右する、ということ。
だから私は、

  1. 自分の言葉の威力を知ること

  2. 言葉の使い方を学ぶこと

  3. その言葉の使い方を習慣化すること

……という3ステップを、親、とくに“ママ”の立場にいるすべての人が踏む必要があると考えています。

毎日毎日、手取り足取り教えること。
毎日毎日、目の前のものを除去すること。
そんなことは、する必要ありません(やってたら倒れる……)

でも、例えば子どもがお茶をこぼしたときに

「何やってるの💢」
「いつも気をつけなさいって言ってるじゃない💢」ではなく、

「うわぉ!さぁ、どうしたらいいかな?」

といった言葉がとっさに出るように、親が自分のからだと脳みそに覚えさせること。
そうした訓練をすることはとてもとても大切です。

そうしたマインドセットを作るための呪文を、今日は1つ覚えてください。

「失敗=成長」

冒頭のサムネール画像にもありましたね。
あれは、とある受講生さんの家の冷蔵庫に貼ってあるメモなのですが(笑)

失敗=「してはいけないこと」「間違い」
ではなく、
失敗=「成長の糧」←お宝と呼んでいる ♬
……だと腑に落ちていれば、
きっと上のような言葉はすんなり出てくるようになると思います。

みなさんもぜひ、目につくところに大きく書いて貼ってみてください。

「さて、この失敗をどう成長に活かしてやろうか」
……と、心の中でニヤニヤしながら子どもの失敗と向き合ってみると、
創意工夫のしがいがあって、実はなかなかおもしろいんです。
そうなればしめたもの、みなさんの子育てもきっと一段階バージョンアップしていると思います。

親の役割は手取り足取り教えるのではなく
たくさんのものを吸収する子に育てる!

▋岩田かおり 
株式会社ママプロジェクトJapan代表取締役
子ども教育アドバイザー

幼児教室勤務を経て「子どもを勉強好きに育てたい!」の想いから『かおりメソッド』を開発。「勉強しなさい!」と叱らなくても勉強好きな子どもを育てる作戦を全国に展開中。1男2女3人の母。
著書に『「天才ノート」を始めよう!』(ダイヤモンド社)


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子ども教育アドバイザー・岩田かおりが多くのママたちに伝えてきた、親がガミガミ言わなくても勉強好きで知的な子どもが育つ作戦=『かおりメソッド』を実践し、いきいきと自分の人生を生きるママと、自ら勉強して自分の人生をつかむ子どもを生み出すプラットフォーム「かおゼミ」に入会して、私たちの仲間になりませんか?

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