発達障害×音声理解

あくまで個人の経験・考えです。
全ての発達障害の人に当てはまる内容ではありません。
参考までに、今の自分の障害は、服薬していれば正職員として働くことができ独居も可能な状態です。
受けている診断名は自閉症スペクトラム(ASD)です。


「視覚優位」「聴覚優位」という言葉を知っていますか?

情報を理解するときに、視覚情報(文字、色、図など)の方が理解しやすいタイプと、聴覚情報(音声)の方が理解しやすいタイプがいるようです。

発達障害がある場合は、視覚優位または聴覚優位どちらかに偏っている場合が多いそうです。

私はというと、視覚優位の継次処理タイプだとカウンセラーから言われています。
(継次処理と同時処理については、また別の機会に)

WAIS-Ⅲでのワーキングメモリーは120あり、人の話を聞くことの多い仕事もしているので、やればできるのかもしれませんが、耳で聞く話の理解は苦手だなと感じます。

かといって、文字を読むのも遅いので悩ましいです。
ニュースを知りたいときに、記事を読むのも億劫だし、耳で聞いても理解が難しいからです。

ラジオのニュースの難しさは、慣れない単語を聞いて意味がピンとこないとき、そこで留まってしまうことです。
なんとなく聞きながら最後に内容を統合すれば良さそうなものですが、1つ1つ順番に理解していきたくなるのかもしれません。
他にも、集中の難しさから聞き逃しが多かったり、ニュースの中の一部分に注意を向けることで前半の内容を忘れてしまったりするので、「あれ?何のニュースだったっけ?」と思ってしまいます。

仕事など「自分がしっかり聞かないとまずい」という場面では頑張っていると思いますが、
ボードゲームの説明書を読み上げされるときなどは一度で理解が難しいこともあります。

発達障害当事者やそのご家族、支援者の方にとって何かヒントになれば幸いです。
ご質問などあればコメントをください。

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