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HSCな娘


こんにちは!今日は現在小学1年生の娘について少しお話ししたいと思います。


娘の性格


娘は三兄弟の長女で、メイクやおままごとが好きな女の子らしい子です。

活発で外遊びも内遊びも好きです。

面倒見も良く、弟にもこちらが感心させられるほど優しい物言いができたり、相手に合わせた対応ができます。なので弟はお姉ちゃん大好き💕

小学校入学当初は他のママさんなどに「娘ちゃん内向的?」や「おとなしめだよね」と言われることもありました。

周りの状況や人の様子を良くみて自分の行動を決めるところがあるので、慣れない状況では慎重になりがち。そんな性格の娘ちゃんです♪

私はこんな娘が大好きで、こんな大雑把で適当な性格の私からよくぞこんないい子が生まれてくれたな。と、日々感心しています。

娘の持っている個性


「個性」と題してしまうと、先に挙げた性格的なものも全部個性じゃない?となってしまってわかりづらくなってしまうかもしれないのですが、

ここでは、今私自身が娘と向き合う中で特に配慮して見守っている部分という意味で「個性」という言葉を使わせてもらいます。

吃音


娘は吃音持ちです。

年中さんの初めから吃音が出始め、現在も症状は続いています。

紆余曲折ありながら、現在では医療機関の言語聴覚士さんと共に、

吃音とうまく付き合いながら、自分らしく生きていく練習をしているところです。

(吃音についてはまた別の記事で詳しく書いてみたいなと思っています。)

ここで触れたいのは、娘の場合、吃音の度合いに「不安」や「緊張」といった情緒面が大きく影響するということです。

のちにお話しするHSCのお話にもつながるのですが、娘は繊細なところがあり、

周りの状況や人の情報を敏感に察知します。

そういった中で生まれる不安や緊張が吃音として表出することがあるようです。

HSC


昨今注目され始めたHSPという言葉。これの子供版がHSCです。

HSCの詳細な説明は省きますが、娘の場合

- 他人の気持ちに敏感
- 細かいことに気がつく
- 他者からの言葉を深く受けとる
- 環境の変化などに慣れるのに時間がかかる
- 手や体が濡れたり汚れたりすることが苦手
- 大きな音が苦手
- 刺激を受けやすい
- 先の見通しが必要
- 自己否定しやすい

などの特徴があります。

HSCについていくつか本を読んだ中で、1番わかりやすかったなと思ったのがこちらの本です。

『ひといちばい敏感な子―「個性」を生かして幸せな未来をつくるために親ができること』アーロン,エレイン・N.著
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784413231992


HSCにもさまざまなタイプがあるようですが、この本の言葉を借りると、娘は内向型の「用心システム」が強いタイプで、「外に刺激を求める」というよりは「安心や見通し」が人一倍必要なタイプのようです。

今までと現在


そもそも娘はHSCかもしれないと思ったきっかけが吃音にありました。

娘の吃音が一過性のものではなく彼女の特質かもしれないと思い始めた頃、

「どんな時に吃音が出やすいかな?」という視点で娘を観察してみると、

- 親がせかせかしていて余裕がない時
- 進学などで環境が変わったタイミング
- 旅行や普段合わない人に会った後など
- 注意されたり叱られた時
- 慣れない環境

などの時に吃音が強く出ていました。

ここから「他人の感情や言葉」だったり、「環境や状況」が娘にとっては強い刺激になっているのかなー?と思うようになったのです。

そんなことを考えていたある日、インスタグラムで自身のHSPとしての経験を紹介している投稿を発見し、HSCという言葉もあることを知りました。

初めは、「私の子育ての仕方がきつかったのかな?」とか、

「幼稚園を途中で転園させたせいでストレスがかかったんだ」とか、

何か「原因」みたいなものを探してしまっていました。

しかし、吃音やHSCについての書籍や当事者の方の体験談などから色々学ぶうちに、

これは「体質」みたいな物なのかなーと思うようになったのです。

それは例えば私が「雨の日には片頭痛で頭が痛くなりやすい」とか

夫が「お酒を飲むとすぐお腹が痛くなる」みたいに

娘は「刺激を受けると影響が心身に出やすい」みたいな。

今はその考え方が私たち家族にはしっくりきています。

こんなマインドで接している


吃音があるから、HSC気質だからということではなく、

娘の個性を踏まえて「この子にあってるな」と思う接し方をしてあげたいなと思っています。

そんな中で今、私が大切にしているマインドは以下です。

- 親や関わる大人の対応は一貫性を持たせる
- 1日の流れや今後起こる変化など、事前に見通しを持たせる
- 注意や叱るときは使う言葉の強さに配慮する
- 意識的によく休ませる
- 本人が不安を感じそうな要素について事前に一緒に対応を考えておく
- 親側も時間的・感情的余裕をもって接する
- ありのままのあなたで良いと伝え続ける

などです。

毎日配慮してあげることは難しくても、ここぞというタイミングは逃さないように気をつけています。

親も完璧ではないので、強い言葉で叱ってしまったり、急かしてしまったりするときもあります。

そういうときは、子供が落ち着いている時に「言いすぎちゃってごめんね」と謝ったり、

「ママが急いでて急かしちゃっただけで、娘ちゃんのせいじゃないのよ」とちゃんと伝えるようにしています。

うちの場合は、私の父も母も教育や保育に関わる仕事をしていて、それも踏まえて子育てについてや子供の発達について親身に相談に乗ってくれますし、

夫は私以上に子供の心に寄り添った対応が上手です。

また吃音のことでお世話になっている言語聴覚士さんも娘の気質を理解した上で、親へのアドバイスも的確にしてくれます。

このようなサポート体制があるからこそ、私も娘と思う存分向き合えているのかなと思います。

子育てには正解というものがなく、親としては試行錯誤の連続だなあと思います。

ただ、「正しいこと」よりも家族みんなが「心地いいこと」を大切にしていく方が、うちの家族には合っているなと感じています。


長くなってしまいましたが、今日はここまでです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

エム

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