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日本版ミュージカルがある幸せ

今までは思ってた。せっかくなら本場のミュージカルが見たいなって。
映画も、吹き替えじゃなくて字幕派。

話してるトーンそのままを感じられるほうが好きだし、ミュージカルともなると歌やダンスのレベルのこともあるし。

でも三浦春馬主演の「キンキーブーツ」をきっかけに考えが変わった。

去年冬にブロードウェイで見たのが「キンキーブーツ」だった。

歴史があって美しい劇場、劇場中に響く迫力ある歌声、観客の一体感と感動するものばかりが詰まっていて忘れられない経験となった。

でもね。私は英語がわからない。あらすじ読んでいけば大丈夫と思ってたけど、やっぱり全編英語では細かいところがさっぱりわからない。

そんなもやもやが、日本語版だとすべて解消されるわけです。
せりふだけで語られていた父親との関係や葛藤を理解できたから、そのあとのローラの歌に何倍も心動かされた。

英語では意味がわからなかったギャグも一緒になって笑えた。

そう考えると、母国語で「キンキーブーツ」が上演されることの幸せたるや。
文化クオリティーの高い国に生まれ育ってよかったと心から思った。
オリジナルに負けない役者陣がいて、それに価値を感じる観客がいる国じゃないと成り立たないことだから。

春馬くんのローラは春馬くんだけのローラで、勝ち負けじゃなくて、本当に素晴らしかった。カッコよくて、繊細で、たくましくて、エネルギッシュで。
最後は会場中ハッピーが充満してた。当然のようにみんな立ち上がって、手拍子して、笑顔で。ザ・エンターテインメント!

見てる間、ずっと楽しかったな。

以前から好きで見てる「世界はほしいモノにあふれてる」。最近は素の春馬くんからチラ見えするローラにときめくという楽しみも増えました。(ハマりすぎ)


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