悪魔の傾聴が面白かった
以下は音声内容をテキストに要約したものです。
今回は「悪魔の傾聴」という本がとても面白かったというテーマで話を進めます。
この本はノンフィクションライターの中村淳彦さんによるもので、相手の本音を引き出す傾聴の技術について詳しく解説されています。内容は本当に興味深いものでした。
中村さんが紹介する傾聴の基本は、「自分の話をしない」「否定しない」「比較しない」「意見を言わない」「アドバイスしない」という五つの「しない」です。
これらを実行することで、真の傾聴が可能になると言います。実際に私自身もこれらの原則を守らなかったために、話をしたいという相手の意欲を削いでしまった経験があります。
特に面白かったのは、中村さんが取材したインタビュー対象者たちの話です。これにはAV女優や風俗嬢、シングルマザーなど、重たい背景を持つ人々が登場します。
彼女らがリストカットの跡を見せたり、インタビュー中に涙を流すシーンがあったりと、通常のインタビューでは考えられないほど深い内容が含まれています。
興味深いことに、中村さんはこれらのデリケートな話題に対しても臆することなく、直接的に問いかけることで本音を引き出します。例えば、自殺を考えている人に対しても、「なぜ死にたいのか?」とストレートに尋ねることで、その人の真の感情に触れることができると述べています。
さらに、この本では「相手に好かれたい」「信頼されたい」といった欲望を捨て、唯一の目的として相手の本音を引き出すことに集中することが推奨されています。これは、傾聴において非常に重要なポイントです。
私自身もこのアプローチを取り入れてみたいと思います。つまり、人とのコミュニケーションにおいては、相手が真に伝えたいことを聴くことに全力を尽くし、自分の存在を控えめにすることが大切だと感じました。
この本はTSUTAYAのスターバックスで読んだのですが、読み応えがあり、もう一度読み返す価値があると感じています。
参考になれば幸いです。
この本に少しばかり興味が出てきたけど、じっくり読む時間がないな。と思われた方はAmazon audibleを活用した聴く読書はいかがでしょうか。
私はかつて「めっちゃ良い」と思い、愛用していましたが、今は一旦やめました笑
愛用をしていた時期に書いたAmazon Audibleに関する記事はこちら
↑て思っていたけど、やめるに至った経緯を綴った記事はこちら
いずれにせよ、あなたに合うか否かを知るためにも、一度利用するのがいいかもしれません。
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