まい

エッセイを書いてます。 島に住んでます。不思議なことが好きです 。カルメラ推してます。…

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エッセイを書いてます。 島に住んでます。不思議なことが好きです 。カルメラ推してます。ゴウシさんが好きです。苦手なものはカワウソです。死ぬまでに行きたいところはアマゾンです。

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カルモニカのLiveに行きたくなるしかないプレイリスト

こんにちはこんばんは!!もしくはおはようございます。 わたしです。 今日はお題「私のプレイリスト」にチャレンジということで ここのところの推し短歌でも推しに推していた西崎ゴウシさんのバンド 「カルモニカfromCalmera」 から何曲か貼り付けてみたいと思います。 題しまして。 「聴けばLiveに行きたくなっちゃう!カルモニカのLiveに行きたくなるしかないプレイリスト」!! 先日レコ発ツアーが大団円だったカルモニカ。 テレビのあちこちでかかっているメロディたちを、

    • 「棺桶に百合の花を入れるな」という母との攻防

      「あたしが死んだら棺桶に百合の花入れんとってな!!」 と昔から母は言う。 「菊とかもう、問題外!!なんで死んだら百合やら菊やらが定番なんやろ。あたしは野や山の素朴な花に包まれて行きたいねん。霞草もええなあ。そういう花にしてよ。頼むで」 お寺の事務員のあんたに頼んどけば問題なかろう! と母は言う。 私は当時お寺に勤めていて 「棺に入れたいもの」 についてちょくちょくお問い合わせを頂いたりしていたので 山野草は大丈夫だよなあと思いつつも 段取りが大変だなあと一応頭の中でシミ

      • 世界の誰もがそれを「不幸」と呼んでも

        私はお父さんにに殴られて育った。 具体的に描写するとあんまりにも可哀想な感じになってしまうので やんわりと書いておくのだけれど 殴られるのは日常で 血を見ることも多々あったような気がする。 それがあまりにも普通のことなわけだから 特になんとも思っていなかったし 今もなんとも思ってなくて たぶんこれからもなんとも思わないのだと思う。 しつけの一環、とお父さんは言っていたし 私自身も「自分が悪いから殴られるんだよなあ」と思っていた。 しつけの一環だからと言って手を上げていいのかと

        • 短編【そのパラレルではなくても】

          子供を保育園に連れて行って、9時から空いてるスーパーで買い物をして、家に帰って洗濯機を回して溜まった洗い物を片付けて掃除機をかける。 配布された子供の新しいお道具箱のはさみやのりにお名前シールを貼っていく。スモッグのボタンが取れているから縫い付ける。 保育園からのアンケートに記入して封をする。来月の母親参加のイベントをスケジュール帳に控える。 洗濯物が出来上がったのでベランダに出て干していく。赤や黄色やピンクの靴下が揺れる。 夫が目を通さなかった職場の共済の新しい注意事項に目

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        カルモニカのLiveに行きたくなるしかないプレイリスト

          グッバイ桜川

          阪神三宮から電車に揺られて、いい気持ちでガタンゴトンと夢を見ていた。 大学に通っていた頃の私の夢だった。 まだおぼこい顔をした私は 口紅だけ真っ赤でばかみたいなつけまつ毛を付けて そこに突っ立っていた。 ほんとは、ここにいたくないよ。 「桜川ー。桜川ー。」 車内のアナウンスでハッと気が付いた。 飛び起きると阪神電車の桜川駅だった。 あれ、ここはどこだっけな。 座席に座り直す。 そう。 桜川の夢を見ていた。 大学3回生の頃だったと思う。 お金がなくて、2ヶ月だけ

          グッバイ桜川

          ポッケが赤いふちどりのデニムと金髪のお兄さんの電話番号のはなし

          神戸の片田舎から大学で大阪へ出て ほんの少し都会というものに慣れてきたころ。 大好きなジーンズのお店があった。 古着風で、だけどちょっとだけギャルっぽくて そこのジーンズを履くと 急に足が長くなってウエストがきゅっとしまったように見えるので まるで魔法にかかったみたいな気持ちになれた。 そこで買ったデニムの中でも ワイドで丈が長めで股上の浅い ポケットのところが赤いふちどりになっているデニムが大好きで よく自分に似合うと思っていた。 デニムを履いて ミュールを履いて ス

          ポッケが赤いふちどりのデニムと金髪のお兄さんの電話番号のはなし

          コインランドリー

          みじめったらしいあの大学生活のはなし。 大学生になって初めて住んだレディースマンションは 一階が大家さんの営む食堂で その隣に住民用のコインランドリーがあった。  お金がなかったわたしは洗濯物を溜めて溜めて溜め切って 明日履くぱんつがなくなったところでいつも そこへ洗濯に行くことにしていた。 その日もTシャツやブラウスやブラにぱんつを洗濯機に押し込んで 100円玉を放り込んで ぐるぐる回る洗濯槽を見ながら ボケっとタバコを吸っていた。 洗濯している間買い物にでも行けばいいのに

          コインランドリー

          ムスメとお風呂でガールズトーク

          好きな人 だあれと聞かれ 推しとママ パパじゃないのと 不服なムスメ お風呂で、ムスメと「好きな人の言い合いっこ」をしました。 5歳になったムスメとは、最近ちょっとしたガールズトークみたいなことができて、それが楽しみだったりします。 「あのな、わたしはせいしろーくん」 とムスメ。せいしろーくんは、同じこども園に通う、ちょっとシュッとした、確かに将来有望なイケメン風の男の子です。 「そうなん。なんで?」 とワケを聞いてみると 「せがたくさん伸びたから。あとスキップが

          ムスメとお風呂でガールズトーク

          カルメラの西崎ゴウシ伝説さんを推す短歌まとめ

          推し短歌に参加しました!! 私の推し、カルメラというインストジャズバンドの「西崎ゴウシ伝説」さんを 推しに推しています。 推しを推しに推したnoteはこちら 今日はその中から、推し短歌を抜粋して 短く解説文を書いたものを添えてアップしております。 新たに詠んでしまった「推しのプライベートを推す短歌」も加えまして (新たに詠んだんかい) どうか西崎ゴウシ伝説さんの魅力が 少しでも多くの方に伝わりますように!! カルメラの 甘い音色に恋焦がれ 膨らむ想いは 音にはじけ

          カルメラの西崎ゴウシ伝説さんを推す短歌まとめ

          カルメラの西崎ゴウシ伝説さんをとにかく推したい!!

          カルメラの 甘い音色に恋焦がれ 膨らむ想いは 音にはじけて 「カルメラ」 というバンドをご存知でしょうか!! 大阪発の8人組エンタメジャズバンドです。 名前の由来はずばり、じゃりんこチエの「カルメラ兄弟」!! 冒頭の推し短歌は、カルメラに恋焦がれて膨らむ私の想いを、カルメラ焼きが焦げて膨らむ様子とランデブーさせていただきました。 聴けば絶対元気になる、パワフルなサウンドが持ち味のカルメラ。 最近では芸能界最強占い師ゲッターズ飯田さんとのコラボが有名です。 カルメラはちょっ

          カルメラの西崎ゴウシ伝説さんをとにかく推したい!!

          プリキュアになりたい母とプリキュアになりたい娘。

          娘と『プリキュアオールスターズF』を観てきた。 ご安心いただきたい!!ネタバレはしない!! 本編のストーリーには全く触れず プリキュアの良さを語り尽くそうと思う。 プリキュアの良いところが ぎゅっと詰まった映画だった。 プリキュアってなんであんなに強いのかなって 分かってるようで分かってなかった私だけど 今回の映画を観て確信したことがある。 どうしてプリキュアがこんなに強いのかっていう理由と 「人間を強くするのは明日への希望だな」 と言うことだった。 プリキュアはそれぞ

          プリキュアになりたい母とプリキュアになりたい娘。

          セーラームーンになれなかった母とプリキュアになりたい娘。

          私と同世代であれば 近所の子供同士でセーラームーンごっこをした経験が一度くらいないだろうか。 当時爆発的に流行っていた、美少女戦士モノの先駆け、セーラームーン。 おもちゃは飛ぶように売れたし アニメの時間になると 女の子達はテレビに齧り付いて 美少女戦士を応援したものだった。 私はと言うと なぜかセーラームーンに夢中になれない 可愛げのない女の子だった。 アニメよりままごとより本が好き、暇さえあれば児童書を読んでいる子供で 愛想も悪いし、キャッキャしたところが全くなくて、ほ

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          ドラマを観て思い出したあの頃の私

          TOKYOMXで放送された『セツナ』というドラマを観た。 高校3年生の夏、思春期真っ只中の繊細な女の子たちを 優しく柔らかく、ノスタルジックに描いた素敵なドラマだった。 高校3年生。16歳のあのころ。 馬鹿みたいに笑ってて、馬鹿みたいに楽しくて、無敵で最強みたいに思える反面 傷付きやすくて転びやすくて へこんだり沈んだりして でもやっぱりすごく逞しくて ちょっとしたことで未来を簡単に上書きするような すごいパワーを持っていたと思う。 明日になれば忘れちゃうような小さなキッカ

          ドラマを観て思い出したあの頃の私

          でっかい花火を誰かと見たかった

          15年前の夏を思い出していた。 大阪に居て、大学を卒業したくらいだ。 就活を全くしなかったせいで当たり前のようにフリーターをやっていて しかもそのフリーターすら満足に務まらずに 欠勤を繰り返してやめてしまって 流れ着いた場末のガールズバーで 客引きに精を出していた。 自慢じゃないけどキャッチは得意で けっこうな成績を上げてはいたけれど なぜかリピーターはほとんど付かず 店内で指名をもらうことも全然なくて おかげさまでいつも都会の片隅に突っ立って 「ガールズバーいかがっすか

          でっかい花火を誰かと見たかった

          来世で会いましょう

          「この人は、なんだろう?」 というのが最初の感想だった。 なぜか気になる。ものすごく気になる。 だけど、何が気になるのかわからない。 そんな感じだった。 その日のアンケート用紙に 「Aさんが、なぜか気になります」 と書いた。 それが私とAさんとの出会いだった。 Aさんはバンドマンだ。 けっこう有名な人だ。 すごく素敵な曲をたくさん作っている。 踊りたくなるような曲も 泣きたくなるような曲も つらい時に寄り添う曲も 何かに気付かせてくれる曲も たくさん作っている。 ところ

          来世で会いましょう