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子どもの見ている世界①

「産業」の学習を通して

学習の導入から子どもたちにビッグプレゼント!
先生から4LDKの家をプレゼント!!!!!
その家にグループのメンバー4人で住みます。
今はまだ箱しかありません。
これから生活していくために必要な物をそろえましょう!
というお題を出しました。
そこで子どもたちには「買いたい物リスト」を作ってもらいました。
どんどん出てきます!
まずは、ベッド、机、テレビ、ソファー…
そこから話は盛り上がっていき、
「ペット飼おうよ!」
「部屋に球技場つくろうよ!」
「タブレットとパソコンがほしい!」
なかには…
「ハンガーと洗濯ばさみと…」
と現実に即している子どもも…。

問いを投げかける

「さて、これらを全部買うにはいくら必要でしょう?」
あるグループは良心的で100万円
とあるグループは5億円
そして、もう1グループは111ゼロが11こ……??
いくらだ?
11,100,000,000,000円
11兆1千億円
それだけあれば、まぁ欲しいものなんでも買えますね。笑
私はと言いますと、いろいろ言いたいけど、ここは我慢。
でも、子どもたちから
「こんなにお金ないよ。どうするの?」
チャンス!!!!!!
次のステップへ

次の問いへ

そこで次の質問「お金どうやって手に入れるの?」
と聞くと、「お給料」
「お給料いくらもらえるの?」
「1ヶ月6万円」
「んんん…やっぱり10万円」
「そうかぁ、じゃぁ1年でいくら稼げる?」
ここからは数学とのコラボレーション
「1年は12ヶ月だから…10×12で120万円」
1つ目のグループは、
「おぉー、買えるぞー!!!!」
残りのチームは心配そう…。
「10年では?」「120万×10で1200万円」
「100年では?」「1200万×10で1億2000万円」
「あれ…?そもそもそこまで生きている?」
という話になり、稼ぐのは難しいという答えに辿りつきそうだったその瞬間
「給料って10万とは限らないんじゃない?」
おぉーいい意見!!!!!!

子どもたちの出した答え

「芸能人やスポーツ選手はもっとたくさんもらってるよ!」
「でも、ぼくたちが芸能人になってるとは限らないよ。」
「そうかぁ、じゃぁ給料(収入)は決まってないんじゃない?」
「多くなるかもしれないし、少なくなるかもしれない」
という結論に達しました。
パチパチパチ

内心クスクス笑ってしまう場面もありましたが、ぐっとこらえて、
そして、いろいろと思うことがあっても話が大幅にズレない限りは見守り、
「へ~」「ほぉ~」「そうなんだぁ」などと話に参加
少しだけお金について知った子どもたち。
このあと、何を仕掛けようか。
どのように「産業」に繋げていこうか。
子どもたちが楽しく学べる空間を考え中です!

※ちなみに「産業」の学習をしていますが、この子たち小学3年生です。

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