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フレッシュパスタに魅せられて(pasta fresca)

踵(かかと)はイタリア・サルデニア ツマ先は日本

今年初めての食べ歩きはやっぱりフレッシュパスタの店からスタート
開業三年目、花が開きかけている店です。
横目で、定点観測をしていた私にとっても他人事ながら嬉しい限りです。
開店直後はコロナの影響もあって鳴かず飛ばずのこの店が
昨年、サルデーニャ島出身のイタリア人シェフ”マルコ”さんが調理に加わり
みるみるうちにレベルアップ。
手打ちパスタ、ドルチェなどなかなか。地域では一番の人気上昇中!
この店では、”小さな食べ物屋さん”の成功セオリーが垣間見えます。
軸足をしっかりイタリアサルデーニャにつけて、90%以上の日本人の
お客さんを見据えて運営
それは、確かなイタリア料理の伝統を武器として持っているからではと思います。

Maltagliati(ときどきさんの手打ちパスタ)


もう一つの事例を
踵(かかと)は日本 ツマ先は世界
新年二日目、1月2日は和食
大阪北摂豊能郡能勢町(地名だけでも山奥の響き)
ベルギーで公邸料理人として4年
帰国後、直ぐに築100年の一軒屋を改築して1年半。
これからが楽しみの38歳新進気鋭の若手オーナーシェフ中井さん
和をベースに今風の洋を組み合わせた献立でトレンドに乗った構成
今回はお正月という事でかなり和が強い感じで
次回、季節の変わり目に再訪して別の切り口を楽しみにしたい店でした。
ただ、後期高齢の身、ちょっと遠かった!

この店で垣間見えた武器は
②   確かな和食の技術
②海外に打って出て取得した広い視野のビジネスマーケティング感覚
③   明確なコンセプト”和食の素晴らしさを世界に広げたい”などなど
(世界の富が集まる裕福な海外都市では日本の和食の職人さん、特に人間的魅力の有る広い視野の寿司の調理技術者は高給で引く手あまた)
※今が旬です!」

これら二つの店の事例から成功の共通点は?
①強い武器がある
②やり続けるぶれない信念
④   顧客マーケティングの分析力
(お客様に置き換えて見られる力量)
※なかなかこれができる職人さんは少ないです。

玄関で
山間の借景がのどか
玄関で
年期の入った炉が懐かしい
mあまずはコレ
〆は黒トリフの炊き込みご飯


中井シェフ38歳 笑顔がナイス



今も、多くの若い日本人の皆さんが夢いっぱい、青雲の志でイタリア各地へ料理研修の修行に行かれています
①イタリアに居ついてイタリアで開業
②短期間でイタリア料理のエッセンスを掴み取り、日本で開業
もし、②の選択をするならば目まぐるしく変化し続ける日本。
ドラスティックな変化の乏しいイタリアでのんびりと過ごすしていては、、、
あなたのライバルはどんどん進んでいます。
で、ほとんど調理未経験の方の”小さなパスタ屋”の開業にあたっては?
開業を目指すあなたはどんな武器を持たれています?
まずないない尽くしの小さなパスタ屋さん<選択と集中>です。
50年前、料理に縁の無いサラリーマンから
転職して何とか45年続けて来られた私の武器は?
それは、また次回に。
(お断り 私が投稿している”つぶやき”はあくまでも拙い料理経験者の
個人の意見です)


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