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ぼくらはみんな狂った生活を送ってる

昼間寝て夜中ゴソゴソ動き出す、全く不健全な生活を送っている。天気のいい空を眺めながら家で昼寝し、日が落ちるとなぜかイキイキし始める。

しかし、私だけかしら、こんな生活送ってるの…と孤独に感じることはない。なぜなら一歩外の世界に飛び出せばもっと狂った連中がいるから。案外、上には上がいる。

昨日は道端で痴話喧嘩してるカップルとそれをなだめるカップルがいて、みっともない人たちだなと思ったけど、まあそこまで周りに迷惑かけてるでもなし、これぞ生きてるって感じだなと思ったりもした。ああいうのが楽しいみたいだった。1人は大泣き、1人は泣いてる人の肩をさする、1人は怒鳴り、1人は焦っていた。

そんなにムキになんなよ、楽しく行こうぜって声かければ良かったか?でも、3年前くらいの私を見ているようでもあった。日常生活においてシリアスになった瞬間、全てのことがつまらなくなる。コミカルに受け取ればあの時もきっと楽しかったかもな、今更。でも、無理なんだよね。そしてシリアスを楽しんでる部分もあるのでは。

痴話喧嘩の横を通り過ぎながら、みんな狂ってるということにして、私は私の狂った生活に帰っていった。

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