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石について

小さい頃、家族とキャンプに行くと、私は気に入った石を必ず持って帰ってきていたらしい。そのことを全く覚えていない。しかし、よくよく思い出せば、すべすべした平らな石や、ハートの形をした石などを持って帰って、それで、家のベランダに飾って置いていたのを思い出した。

石は動かなくて、硬くて黙っているので良い。これがもし、暴れまわって柔らかくてお喋りするものだったら、こんなに気に入らないと思うのだ。みんなで一緒にキャンプへ行って、そこで拾った大切なもの、重くて触れる確かなものだから、大切な品物だったのだろう。

それで、最近はこういった透明な結晶、鉱物が魅力的に思える。東京スカイツリーの商店街にこういう石を置いている店があって、それを一つ買って家で撮った。やっぱり気に入ったら石を持って帰るのは、昔から変わらない。光を当てると乱反射して綺麗だった。

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