見出し画像

海外に住めば英語が話せるようになる?塾に通えば東大に入れると考えるくらい甘い。

「カナダに住んでもう四年になります」

そういった時よく言われること。

「じゃあ英語もペラペラですね!」

ワーホリや語学留学している人たちの中で、滞在歴の長さは英語の上手さに比例するという謎な認識が蔓延している。これは”だいたい”合っている。

しかし注意しなければならないのは、「英語圏に住めば英語を話せるようになる。長ければ長いほどうまくなる」と誤解することである。

たとえ海外に住んで、英語に囲まれて暮らそうと「住むだけ」で英語が話せるようになることはあなたが物心もついてない赤ちゃんでない限りあり得ない。

僕自身、まったく英語が話せない状態からスタートしてなにも海外のこともわからないまま当初はよくあるエージェントの謳い文句を盲信していた。海外に住めばまぁ話せるようになるだろうと思っていた。

しかし海外に住むというのはただ「英語のアウトプットを半強制」されるだけで英語が話せるようになるか自分次第。それに気づいた僕は内心バカにしていた座学の重要性(自分一人で発音練習する、文法や単語の勉強をする)を学んだ。

積極的に英語をインプットし、半強制ではなく自ら進んで学んだ英語を使う。そのなかで、「今日はここ間違えたなぁ」とか、「こう言いたかったけど言葉が出てこなかったなぁ」と日々反省と勉強の繰り返し。

この英語に対する姿勢こそが「海外に住む」というアドバンテージな環境を最大限に活用するキーになる。そしてやっと英語を身に着けることができるのだ。

けっして「住む」だけでは話せるようにはならない。語学であり学とついている以上どこにいようと勉強は大事なのである。裏を返せば、日本に居たとしても工夫や努力次第で英語をペラペラに話せるようになるのは可能だと思う。

ただし「海外」という自分を変える最高の環境がある人は、住むだけで英語が話せるようになると勘違いせずに最大限にその環境を活用できるようにしてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?