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厨房作業見直し隊ムロの「未来厨房への歩み(もがき)」エピソード10

「本音を言うと恐怖です」


2024年1月、新たな厨房受託の案件が決まりました。
 
 
「これまで培ってきたノウハウを詰め込んで、新しい厨房を作ろう!」
 
 
まずは、厨房レイアウトと作業導線を考えるところから!
 
もちろん、前回のメルマガで紹介した「厨房作業用台車」(仮名『エッセンシャル号』)も導入!エッセンシャル号をいかにスムーズに動かし、少ない移動で作業を完結させられるかを考え、いくつか変更を加えることにしました。
 
・天板の素材を、合板からアルミ板へ
アルミの方が軽いし、圧倒的に見た目がかっこいいから。ビジュアル大事!
 
・横幅を120㎝から100㎝にサイズダウン
エッセンシャル号を使っている現場の意見を聞いて変更を決めました。120㎝だと小回りが利きづらく、移動させるのに少しパワーがいるとのことでしたので、作業に支障がないところまでサイズダウン。台車の角を丸くし、安全にも配慮!
 
変更後のエッセンシャル号を実際に使ってみると、操作性が良く、作業もしやすく、なによりカッコいいのでテンションが上がります。
 
次に作る時は、作業者に合わせて高さを変えられるようにしたいです。
 
 

厨房作業見直し隊ムロは、小さな点も見逃しません!
 
例えば、その厨房では、水道と火口が離れていました。約20Lのお茶を作るためだけでも、水が入った重たい鍋を運ばなくてはならないのです。
 
 
重そうに運ぶその姿を見て、水道に長いホースを取り付けました。水を運ぶ必要がなくなったので重い鍋を持つ必要もなく、楽にお茶が作れるようになりました。
 
 
初の試みもあります。
 
 
それは、盛り付けた食事をお盆に乗せていく配膳作業を、デジタルツールに表示された配膳画面を見ながら行うことです。
 
予め配膳車の形を登録しておきます。配膳画面にはその日食べる人だけが表示され、例えば「刻み食やミキサー食、ご飯140gはどこどこに置け」という指示が画面に表示されます。
 
作業者はその指示に従って、順番に食事を置いていくだけ!
 
食札と呼ばれる利用者名が書かれた札を探して行っていた配膳作業が、食札なしでできるようになったのです。(介護スタッフが食事を配る際に必要なので、食札自体をなくすことはまだ先ですが)
 
厨房作業の大きな課題だった配膳作業を効率化することができました。
これは大きな一歩です。
 
これは本当にすごいことなので、今後みなさんにお見せする機会を作ろうと思っています。
 
当たり前だった環境を疑い、壊す。
本当に必要なものを信じて自分たちの手で作る。
 
メルマガを通してつらつらとその過程を書いていますが、本音を言うと恐怖です。
 
時間もお金もパワーもかかります。なにより責任があります。
そこで働いている作業者さんがいます。
その先には食事を楽しみにしている利用者さんがいます。
 
作業改善による効率化は、目先の自己満になってはいけない。
だからこそ真剣に向き合い、考え、作ってきました。
 
ようやく4月1日に日の目を見ることができ、今のところスムーズにいっているのでホッとしています。
 
 
ですが実は……
 
その2週間前の3月中旬、予想だにしないことが起こっていました。
詳しくは次回のメルマガでお話しします!



 
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【ムロ(岩室匠)プロフィール】
 
兵庫県尼崎市出身30歳のムロ。
 
大学を卒業後、英語教師、調理師を経て、介護業界に入る。
 
4年前島根県松江市に移り住み、始めた家庭菜園にどハマり中。
 
今年こそは大玉スイカを収穫したい。
 
 

 
みなさまのおかげです!ありがとうございます!

 
「グループホームの父」堂本さん!今後ともよろしくお願いします!
 

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