田中マーブル

日常系からSFチックなモノ、ライトノベルなどをやってます。 長編では過去に新人賞(ラノ…

田中マーブル

日常系からSFチックなモノ、ライトノベルなどをやってます。 長編では過去に新人賞(ラノベ)の一次通過経験があります。 普段はAmebaブログにて適当に色々あそんで活動してます。アルファポリスも始めました。 こちらでは掌編小説、短編小説の投稿を主に。 ヨロシクお願いします。

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  • ショートショートnote杯

    ショートショートnote杯用に投稿した物をまとめました。どうぞご覧下さいませ。( ´ ▽ ` )ノ

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掌編小説┃セプテンバーレイン

「台風20号は、このままの勢力で明日の朝には九州に……」 私はテレビの電源を消してベッドへと向かった。明日は雨。気分は最悪。たとえ晴れたとしても、私の気持ちが明るくなるわけでもないのだけれど。 ふと目に入った壁のカレンダーには、赤丸と赤い✕印が同じ日に重ねて書いてある。 今すぐにでも何もかもをぐちゃぐちゃにしてしまいたい程のドロドロした感情を、どうにかこうにか自分でなだめた。 明日もパートがある。 早く寝なきゃと布団を頭まで被って目を閉じた。 あの日からだ。 カレンダーが

    • 頭の中で勝手にキャラが会話してくれるのがありがたい。

      • 漫才とは価値観を楽しむ物か

        前回、「漫才は話芸か、演芸か」みたいな話を書かせていただきました田中マーブルでございます。 私自身は、至って普通の一般人として生きておりますので、お笑い芸人でもなければ、それに関わるような職でもない事をこの場で明記させていただきますよ。 そんな素人ではあるものの、お笑いが好きで、 大学では少しばかり「漫才ってどんな物なんじゃろか?」という考察をしてレポートやら卒論やらを書く程度には真面目にお笑いと格闘してきた自負はございます。 そんな私、田中ですが、ふと思った事がありま

        • 結局のところ、漫才は話芸なのか演劇なのか

          M-1を見てふと思った事をつらつらと。 漫才って、単純に話術で、おもしろく話す技術を芸術に昇華したものだと思ってた。 でも、 あれ? 実は『演劇』的要素が強くて、話芸よりも演劇よりの芸術なのかな? と思ったのです。 まあ、コント要素を入れた漫才なんて当たり前にありますからね。 コントは演劇要素を大きく含むので、演劇芸だと思うのですが。 表現の多様性という意味においては、もちろん、アリなんです。 漫才にキャラクター性を持たせるのも、過去から常識的に存在してる物ですし。

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        掌編小説┃セプテンバーレイン

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        • ショートショートnote杯
          10本

        記事

          前程M-1に夢中になれない自分がいた。少し悲しい。

          前程M-1に夢中になれない自分がいた。少し悲しい。

          古池や わたしゃ毛がない With note

          古池や わたしゃ毛がない With note

          とりあえず、書きたいものを書くより、売れるもの(たくさん読まれるもの)を書くべきだと思う。てか、そういうものを書きたい。

          とりあえず、書きたいものを書くより、売れるもの(たくさん読まれるもの)を書くべきだと思う。てか、そういうものを書きたい。

          ショートショートnote杯結果

          結果、出ましたね。 私はカスリもしなかったです。 受賞作はさすがのクオリティで、私は完敗だと認めるしかないのでした。 皆様、お疲れ様でした。 そして受賞された方、おめでとうございます。

          ショートショートnote杯結果

          漫才ネタ「迷惑な乗客」(セリフだけ)

          「どうも、インフィニティです」 「よろしくお願いいたします」 「僕らですね、だいたい普段電車移動なんですけどね」 「そうですね」 「電車って結構迷惑な人いたりするよね」 「まあ、たまにいるとは思いますけど。例えばどんな?」 「走り回ってる人とかね」 「ああ! いますね。テンション上がっちゃった子供が電車男の中で走ったりするんですよね」 「いや? 大人がね、走るんですよ」 「大人が!?」 「ほらほら、電車行っちゃうわよ!」 「駆け込み乗車ね。確かにいるわ」

          漫才ネタ「迷惑な乗客」(セリフだけ)

          noteで何をやったら良いのか。今、分からない状態……。

          noteで何をやったら良いのか。今、分からない状態……。

          ショートショートnote杯投稿期間終了にて

          ショートショートnote杯に参加された皆様、お疲れ様でございます。 検索すれば、皆様の自信の1本、満足のいった作品が、ゴロゴロと立ち並んでいることでしょう。 もちろん私も自信たっぷりに、投稿させていただいたわけです。 気付けば10作。 同タイトルの物もあるので、全てのお題は網羅していませんけどね(^_^;) 何本かは他の方の作品を拝読したものの、さすがに読める物全部というわけにもいかず。 お気に入りの作品を紹介するとかもしないって、雑な事を平気でするのですよ、私。 とに

          ショートショートnote杯投稿期間終了にて

          君に贈る火星の(2本目)┃ショートショートnote杯

          「これは君に贈る火星の空気」 彼はそう言って袋を見せる。 「で、これは君に贈る火星の石」 今度は石ころ。 「へぇ。それで?」 私は、そう、私は挑発するように彼に言った。 「これならどうだ! 君に贈る火星の新聞!」 確かに日本語ではない新聞。 だけど……。 「ウラジオストクが火星にもあるのね」 「あ、ああ。そうだよ。米国が秘密で火星に基地を作ったんだよ。僕は火星に行ったから知ってるんだけどさ」 嘘吐きね。 ウラジオストクはロシアの町なのに。 「米国ね」 「し、信じてくれないのか

          君に贈る火星の(2本目)┃ショートショートnote杯

          掌編小説┃マスク

           僕の学校は奇妙だ。  生徒も先生もみんな被り物をしているのだ。  それにボイスチェンジャーを使ってしか話す事が出来ない。だから、クラスメイトも担任の先生も誰の本当の姿だって僕は知らない。  唯一分かるのは男か女か、それだけの事だ。何故なら女性はスカートで男性はズボン着用が校則で決まっているから。  今日も教室に入ると、被り物をした奇妙な生徒たちが気味の悪い声でキャッキャと話している。  ゴリラ、キリン、パンダ、ライオン、動物園のようなラインナップに混じって大仏なんかがいたり

          掌編小説┃マスク

          小説の創作とお笑いについて〈その2〉

          いやはや、ここまでスキが付かないとは畏れ入った。いやいやまずは挨拶をば。改めて皆様、私、田中マーブルでございます。よろしくお願いいたします。 さてさて「創作とお笑いについて」の第二弾である。 前回はダラダラと訳もわからず書き綴っていた事を、読み返してみて初めて理解した。 ならばここで簡単に表現してみようと思う。 「お笑いは想像力の塊である」 前回言いたかった事はこの一言に尽きる。 そろそろ今回の本題に入ろう。 キャラクターとお笑い、である。 今、これを読んでいる方で、キ

          小説の創作とお笑いについて〈その2〉

          小説の創作とお笑いについて

          うむ。 仰々しいタイトルである。 何だか論文めいた事でも語るんじゃあるまいか。そんな予感までさせるタイトルを付けたおバカさんは誰か。 無論、私である。私が付けたから、私のnoteアカウントで私が書いた記事としてここに存在しているのである。そりゃそうだ。当たり前だよ、おとっつぁん。てなもんである。 さてさて、お笑いを嫌いだという人はあまり聞いた事がない。まあ、流行り廃りはあるし、知ってる知らないだってあるのは致し方無いのだが。 「私はお笑いが嫌いである」と公言している人に未だ

          小説の創作とお笑いについて

          コロコロ変わる名探偵(その5)┃ショートショートnote杯

          「むしゃむしゃ。つまり、犯人はここが現場と誤認させるトリックを使ったのです」 「探偵さん。お腹が空いているのは分かりますが、ここで食べながら推理を披露されましても」 「まあ、良いじゃないですか縦溝警部。今は私とアナタ二人きりなのですから」 「ですがね……」 「何か問題でも?」 「さっきからいくつコロッケを食べるんですか」 警部は呆れていた。 探偵の手にしているコロッケはこれでもう10個目だ。 「何言ってるんですか。ここはコロッケ屋ですよ。全てのメニューを食べてお

          コロコロ変わる名探偵(その5)┃ショートショートnote杯