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 相田みつをさんが番組で取り上げられていた。
有名な方で彼の言葉は多くの人を救っている。
数々有名なことば・詩はあるけれど、その番組を見た時の私が選んだその時自分の心に響いた言葉は

「毎日少しずつ 
  それがなかなかできねんだなあ」相田みつを

「毎日少しずつ」って思う人はどれくらいいるのだろうか?
できるなら一気に成果が上がることや評価が上がること期待してるのではないだろうか?
「成功」という実体のないものを追いかけ 踊らされ 一気に何かで目立ちたいと思うのだろうか?
一気に駆け上がったならその駆け上がってたどり着いたところに居つづけるのは至難の業。
本当の非凡な才能に恵まれている人はその後もずっと駆け上がって行くこともできるのだろうけれど。

そして、また違う才能を持っている人は「毎日少しずつ」ではなく「毎日大変な量」を積み上げていくのだろうけれど。
私にはそんな才能はこれっぽっちも無いので
「毎日少しずつ」に救われる。
相田みつをさんが作りだすことばは短くて読み手がそれぞれに解釈できるようなことばです。
相田みつを美術館の館長である息子さんはこのように述べていました
「相田みつをは必ず読み手の目線で書いている」と。
だから威圧的ではないし、批判的でなく読み手は自分の姿を振り返ってみても必要以上に落ち込むことはなく、それどころかだからこそまた頑張ろうと思う勇気が湧いてくるのだろう。
この読み手 それぞれがイメージできる、理解できる。そんなことができるのはそのことばに優しさや広がりがあり、その独特の世界は多くの人が共感できるほど様々な解釈ができるのです。

大変遠回りしたのだけれど、(笑)
そんなことばの放つイメージを共感できる子どもたちに育ってほしいと思い、彼らのことばを育んでいる。
子どもたちとのやり取りする時
子どもたちのことばを大切にする。
たくさんのことばを知っているけれどうまく使えない子ども。
まだまだことば数が足りない子ども。
ことばをイメージできない子ども。
考えていることはあるけれど、気持ちがブレーキをかけている子ども。
ことばを違った風に捉えてしまっている子ども。
子どもの状態は様々です。
もちろん言葉で表現できない子どもも存在する。
そんな時はまずかならず先に自然にことばで出てくるようになる発達援助を行う。やまもと式療育プログラムから。
そうすると自然に言葉が導かれるように出てくるようになる。

子どもを育てる大切な役目を担っているから
子どもだけではなく大人の人が使うことばにもとても敏感に反応してしまう。
ことばはその人の価値観や人間性を表すものだから。
何気ないことばにその人となりが現れる。
もちろんわたしにも。
そんなことも理解してことばを発する。
直接的に言うときもあれば今日のように回りくどい時もある。
回りくどく言ってしまうとおそらく伝わらないことも多い。
それもわかっている。
でも、敢えてそうする。
大人相手だからそうする。
「これくらいわかってください。」的な (笑)

子どもの発達を援助する課程においては
ちゃんと説明しますよ。 もちろん。

子どものことばの獲得や発現を援助していると
ひらがなを少し読めるだけ、書けるだけと言う子どもに出くわす。
学習障害がある時もあれば
知的障害がある時もある。
学校と名は付くけれど学ぶ環境が無い支援学校に通学していると
えんぴつを持つ時間がほとんどないのです。
それでも彼らはちゃんと言葉で私たちとコミュニケーションを取ります。
このことにわたしは驚くのです。
ことばをその意味や形などもイメージしながら話しませんか?
私は文字をイメージしながら話すので。
彼らに文字を習得させたらもっと学ぶことが深まり、
学校生活は楽しくなるだろうな~と思う。
だから、彼らにも文字・数が分かる努力をしてもらう。
学びの基本だから。
学校での学習指導要領とは違うだろうけれど
生きていくのに助けになることを学ばせる。
将来最悪できなくても困らないと思うことにはあんまりこだわらない。
そんなおおらかで楽しい学びを子どもたちにしてほしいと思うのです。


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