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あくびみたいな話 2月

カメラは、助手席にいるだけでは見えなかった景色と似ている。
自分の目でレンズをのぞき、いいなと思ったタイミングでシャッターを押す。見たことのない世界がそこにはあった。誰かが良いと言った視点ではなく、自分で感じたことを頼れるようになりたい。そんなカメラ生活。

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お腹が空いたので「おやつにどら焼きを買いに行こう」と、息子と2人スーパーの和菓子コーナーに行った。なんとその日に限ってどのメーカーのどら焼きも売り切れ。代わりに、値が3倍くらいする中華まんじゅうを買った。

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新しい名刺を作った。
もう名刺は持たなくてもいいかも、と思っていた。渡しておしまいだし、デスクにしばらく放置されるか、くずかご行きか。ポケットにしまわれたまま洗濯されるかも。再生紙や化学繊維だとしても、無駄使いしていいわけではないし。そんな思いを巡らせた末、いい名刺ができました。

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昔使っていたMP3が出てきた。
小さくてもちゃんと痛みがある、ささくれみたいな悩みをいくつも持っていた高校時代の寒い部活帰り、駐輪場でこそっとスカートの下にスウェットを履き、ヘッドフォンを耳に当て、聞いたYUKIやCharaが、その時のまま残っていた。

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スーパーにて。
明日の朝むいて食べようと思い、Lサイズのいよかんを一つ買う。納豆に混ぜようねとおしゃべりしながら、1パック98円のしらすを買う。車の中で食べるおやつっておいしいね、帰ったら何して遊ぼうか。こんな平凡で退屈で代わり映えしない世界を、息子にあげたい。

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