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紳士の為のランジェリー講座、1


今日は、今日は暖かいですね。

僕の住む東京は20度を超えてポカポカ陽気

僕は「マリー六本木」という店舗で仕事をしてますが

元々、プロフィールにも書いたり、こちらはお客様や同業者様も

もしかしたら、ご覧頂いてるかと思いますが、ご存知ない方がほとんどかと思います。

元々、ランジェリーブランドを日本に輸入する会社を35年前からこの会社は

しておりまして、生まれた時からランジェリーに囲まれて育ちました。

と言っても、高校生までは日本で育ってますし、ランジェリーなんて

全く興味のない普通の高校生。

でも、しばらく家族が仕事で海外に行って帰ってくると

お土産で、、どこで着るの? という様な洋服を持って帰ってくる、、

段々とオシャレにも興味が出てから、、当時はビームス最盛期だったかな、、

ビームスのオレンジの袋を持ってるとオシャレ、、みたいな時代でしたので

当時の服はビームスでも無いしな〜なんて、実家に帰ってみると

タグにはプラダだったり、ジルサンダーだったり、GUCCIだったり

今では昔のコレクションなんて手に入らない宝物ですね。

GUCCIなんて今のドラGUCCIから考えられなほどのオシャレな

トムフォードのGUCCIです。

そんなファッションが気になり出したことから、ある日大学に合格した後

イタリアに行ってみないか?と言われ、初めてついて行くことに

ここも動機は美味しいパスタが食べれるから、、、なんてそんな動機です。

そして、フランス〜イタリアと2週間のフルコースが始まり、、それが1998年

ですので、もう23年になりますね。

初めてイタリアに上陸した時は、イタリア人の清掃員までモデル?と思うくらい

カッコイイ男とモデルの様なカッコイイ女性だらけで、

衝撃でした。そして、ギラギラに着飾ってなくて、、素材がいいので

シンプルな洋服と少しの目を引くアイテムがオシャレで、

「これになりたい!」とパスタは忘れました

当時はよく分かってなかったのですが、イタリア人の飾り気の無い

生活が本当に新鮮で、いつしか住んでみたい。と言う事で

大学後にミラノで大学院に進みました。

そこから、、舐めてましたね、もう、地獄の様な勉強の日々

生活も大変だし全然周りが見えない時期を過ごして、、

振り返ると多くのイタリア人に助けてもらって過ごして無事

一通り終えました。 

イタリア人は家族を大事にして、家業を特に大事にしてました

家業には、、そうですね、、特許というかそういう様なスペシャルな

技があって、みんな中学を卒業してそれを家で学びながら早くから仕事をして

一人前になっていくのですが、、振り返ると僕のスペシャルは

家業のランジェリーだ、と思って2006年よりこの仕事を始めました

まあ、何も出来ない時期が多くありましたが、今になってその無の時間も

沢山のモノを見るだけでも、大きな学びになり僕の資産になってました。

だって、今誰がどんなに頑張っても、どんな下着ランジェリー好きが

頑張っても当時のイタリアのランジェリーの世界の事なんて誰も

知れないのですから。 ランジェリーの種類とかつけ方とか

そういう事でなくて、文化とか人モノ事、そのものという事です

ランジェリーは美しい生地を縫い合わせたモノでなく、その背景には

大きなロマンがあります。

それを、書きのこす事も良いのですが、そうでなく

少しずつ、今の現代に合わせて、こうであれば人生が豊かになるのかな〜

という事を考えてランジェリーを通して仕事をしてます。

マリー六本木には色んなお客様がいらっしゃいますので、お客様に

合わせた、僕がやりたい内容だけでは成り立たないのですが

これも1つの経験としてマリーももう6年続けてこれてます。

現場で知るということは今までの学びには無いことでしたので

毎日インプットの繰り返しになります。

先日、同業者様に全てが生きてるね。と言われて嬉しかったですが

僕の表現するランジェリーは誰も真似出来ない部分ですので

周りの方全てに感謝しかないです。

さて、、

その中で、1つ男性に向けて、、僕が男性というのもありますが

男性がランジェリーの知識を身につけたらもっといい様になるのかな。

例えば、せっかくオシャレしても、ランジェリーなんて見てくれない

という、日本人はイタリア人外国人に比べて前戯の速さが前から気になってた

事もありますが、もっと楽しんで貰いたいなと思うので、、

と行っても僕はSEXカウンセラーでも何でもないので、下着と女性の

あれこれを書いた後、女性への表現に役立てて欲しい。

間違ってもディナーの時にランジェリーの蘊蓄を女性に語る様な

ナンセンスなことはして欲しくない、、、ですね^^

こういう会話はせず、心の中で理解することで優しく表現してもらいたい

そう思ってます。

この特集は不定期でやってみようと思います。

評判も分からないしどれだけの方に見てもらえるかも分からないし

僕も忙しくなったりするので、不定期更新とさせていただきたい。

また、こういうの書いて欲しい、とかリクエストもお待ちしてます。

第1弾、、、何しようかなと思ってて、、、

実は書き出したものの、まだ決まってないのです^^

ランジェリーというと、ブラジャーですかね。

ブラジャーについて知らない人がわかる様に書いて行きましょうか・・・

ブラジャーというのは元々、中世ヨーロッパの貴族社会にドレスの下には

コルセット、という体型を作るものがありました。今のブラジャーの

バストの円周には硬いモノ、あれを「ワイヤー」と言います。

あれは、バストを固定するもので、、

男性から見ると、バストって固まってあるのに固定するのって何で?

と思う人も居ると思います。

女性のバストは、大きさだけでなく、体質でバストの硬さもあります。

男性の胸筋の様に筋肉が沢山ついてれば硬い胸、脂肪が多い場合は柔らかい胸になり

後、年齢で筋肉量も変わったりしますので筋肉が減ったりバストを支える筋があるのですが、それが切れてくると、下垂してきたりします。

日本では下垂する事を凄く嫌がりますが、、確かに形を綺麗に保ちたいので

バストケアというマッサージとか色々今エステが沢山ありますが

ヨーロッパでは下垂したバストもまた美とされてます。

ミセスの美は美魔女とか日本で言われてるのは年齢に対しての若々しさを

競ったりしてる様な気がしますが、若さは美しいですが、美しさは若さでは

無いという事、そこが不足してると僕は思います。

話戻りますが、そんな動く胸に対してあるのがワイヤーというものです。

みんなバストの形、バストの円周周りが違うのでワイヤーに合う合わないで

ご贔屓のブランドとかを探したりします。あとはデザインも勿論あります。

そのワイヤーは昔コルセットがあった時代は、今みたいなカーボンとかプラ素材が

なかった時代、鯨の髭とか動物の骨で代用してました。鯨の髭は高級品ですので

とても高いコルセットでしたでしょうね^^

そういう宮廷のドレスの下の世界があります。

そして、そんなドレスの下の世界がどんどん変化した背景は

やはり背景には男性の存在があります。

絶対そこには「男と女」があるのです。

自分の気に入った宮廷の女性に、オートクチュールで作らせた

刺繍が入ったものや鯨の髭のコルセット、あとは、ジュエリー高価な宝飾品を

プレゼントするのも他の男性と競ってあり、それを今度女性同士て

マウンティングして「いい女」を競ってた。

今と基本軸って変わらない部分ってあるんですよね。

ランジェリーの刺繍を入れる概念はこういうところから来てるのかなと

そんな背景も見えたりします。

イタリアではランジェリーの事を「コルセッテリア」と言います。

アンダーウェアーと別物で今までの話を踏まえると「魅せるもの」の要素が強いです

ですので、ランジェリーの概念には「魅せるもの」という要素が強いです

誰に魅せる?という部分は、昔はそういう人に魅せてるのが

今はほどんど自己満的なところが強いです。そこがランジェリーを楽しめてない

部分なのかなと思います。

インスタグラムで、ランジェリーを着てセルフグラビアで大多数に魅せるのも

今の時代なのかもしれないですし、でも「男と女」がそこにあって

ランジェリーが進化してますので、男性の目気に入った女性を見る男性の目が

大事になってくるのが絶対だと思います。

フリーの女性もランジェリーの嗜みを持たれてる方沢山いますし

出会った男性がその嗜みを一緒に理解して知るのはここで僕から学ぶよりも

素敵な流れだと思います。

そんな背景がワイヤー1つでもあります。

まだこの話はブラジャーだけでも氷山の一角です。

あんな狭い生地にこんな大きな世界があるという事、

まず知って頂けたらと思いました。

大体読みやすい様に3000字程度にしようかなと

思ってましたので、今日はこの辺りで、、

少しでもランジェリーに興味ある、無い男性も

紳士のリベラルアーツとして知って欲しい。


JUN

サポート有難うございます、専門クリエイターとしてnoteから書籍化に向けて頑張って行きたいと思います。