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【4月30日】為替介入は押し目か⁉

ドル円は最近のトレードで大きな振れ幅を示しており、160円台から154円台への急落が見られた。これは、日本の財務省の市場介入の観測によるものとされている。 為替介入が行われたとみられる場合、過去に行われた為替介入は、一時的に通貨価値を変動させるものの、その効果は長続きしないことが多い一部の投資家は介入を短期的な取引の機会と見なす可能性がある。
ユーロドルはやや伸び悩む動きを示しており、1.06ドル台に下落する場面も見られたが、底堅さを維持している。

今日の注目ポイント

イエレン財務長官の為替介入けん制発言で市場関係者はNY市場での覆面介入が難しくなると見ている。市場は為替介入後の動向を注視しており、ドル円が再び上昇するかどうかが焦点。

利下げ年内1回は変わらず

直近の傾向

ドイツの4月の消費者物価指数(HICP)速報値が前年比2.4%と予想を若干上回り、着実にECBの2%のインフレ目標に近づいている。しかし、食品インフレの上昇が続いており、インフレが2%未満に落ち着くことは容易ではないと見られている。

市場の意思

日銀による2日連続の介入が警戒されているが、介入を押し目と認識し、買いのチャンスとみなされる可能性がある。
FOMCの結果発表が控えており、ベージュブックから見られる通り、市場はパウエル議長のスタンスがタカ派への移行を期待している。

今後の推移

円買いになる可能性としては、現段階では介入のみになる。よって、ドル円は買いメインの戦略が立てられ、介入後の押し目も狙いとなる可能性がある。また、イエレン財務長官の発言による影響も見逃せない。

現在最も買われやすい通貨

景気回復が見込まれており、利下げの可能性が低くなったとみられるポンドが現在最も買われやすい通貨となっている。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。

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