「思てたんと違う!」 全身麻酔前と歯と血圧

乳がんになって、術前治療、全摘手術、術後治療について、なんか面白く書ければと思ってつらつらしてます。
今回は、術前の検査やら説明について1つ思い出したので。

なんせここまで人生健康優良児できてますので、手術なんて、全身麻酔なんて初めてのこと。
色々調べるに、全身麻酔中は口から喉にかけて堅い管を通すので
差し歯や虫歯インプラントがあると要注意などというのが散見されてて
大変心配にはなっておりました。
「要注意」ったって、差し歯は差し歯だしなぁ、と。

あっさり終わる全身麻酔の説明

麻酔科の先生との面談。
歯が歯が!と時前情報を集めすぎていたので、いつも以上にしっかり歯を磨いて挑みました。
が、関西弁のおもろい麻酔科医師さんは歯を見るわけでもなく、
差し歯ある? インプラントは?と状況確認のみ。
むしろ、麻酔の管で喉が痛いかもだけど+麻酔きれたあと幻覚のような事があるかも?
と予想外の事の説明に終始しました。
特に歯医者に行けとかの指示もなく、ちょっと拍子抜け
これでいいのか・・。

血圧高いよ!

その足で、術前最後の担当医との打ち合わせ。
そこで言われたのが、
「血圧高いから下げて」
と。

もともと、平均より高めだったけど、手術が決まってからストレスのせいか
更に高くなっていました。それが気になるみたいで
「どこでもいいから内科医いって、 問答無用で血圧の薬くれって言えばいい」
とまあ、乱暴な話。
要は、高血圧の原因を突き止めるとかそういうことではなくて、一時的なことなので
とにかくサクっと薬貰えというわけなんですね。
しかも、この病院はがん専門なので、そういったの出せなくて、他の医院へ行けと、まあメンドクサイ。

内科医怒る

というわけで、そういったことが書いてある書面をもって仕事場近くの内科医へ。
なんかの健保組合の診療所なので、医師も日替わりでどこかから派遣されてるらしく
「薬ください!」「はーい!」みたいな楽な医院。
なのであっさり終わるかと思いきや、今回に限って担当医が激アツ!

「決して血圧高くナーイ! 若いへぼ外科医が、自分に自信ないから血圧下げろって言ってんだ!」
と、なんか、変な外科医コンプレックスを炸裂してくるので、なだめるのが大変。

「ですよねーですよねー。 でも薬ください」
となんとか説得して血圧の薬をもらう。

あとで医療従事者の義妹に聞いたところ、内科医と外科医は仲悪いんだそうな。
治療方針の違いというか・・。それは仕方ないとしても、患者を困らせるなよ・・。

と、あっさり行くところが行かなくて、あっさりじゃないことがあっさりな、術前なのでした。

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