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「ソー:ラブ&サンダー」と安倍元首相銃撃事件

「ソー:ラブ&サンダー」を見た。
ソー単独の作品としては4作目。

今回のヴィランとなるゴアの喪失の場面から、物語は始まる。
喪失と、それを受け入れた後の新たな愛の気づきが、この映画のテーマと言える。

ソーもこれまで多くのものを失い、その悲しみを乗り越えてきた。
父、母、弟のロキ、門番のヘイムダル、そして、故郷であるアスガルド。

見どころは、なんといっても、あのハンマー、ムジョルニアを扱う力を手にした、ジェーン・フォスターの活躍だ。

マーベル作品の楽しみのひとつに、隠された多くのサプライズの発見がある。
あの人が、この人が、こんなところに、こんな役で出ていたのか。
また、後々に重要となるシーンが描かれていたり。
この作品でも、何人かの大物俳優が、ノンクレジットで出演者している。
なかなか一回の鑑賞ですべて発見できるものではない。
だからこそ、ファンにとってマーベル作品は、何度見ても楽しめる、味の染み込んだ煮込み料理のようなものなのだ。

タイトルの「ラブ&サンダー」が意味するものとは。
ここにも秘密が隠されている。
この作品でもソーは多くのものを失ってしまう。
しかし、新たに得たものもある。
物語は、まだまだ続いていく。

初めて見られる方は、できればソーの1作目「マイティ•ソー」だけでも見ておくことをおすすめする。
もう少し時間があれば、3作目の「マイティ•ソー:バトルロイヤル」も見ておいてほしい。

さて、この映画を見終わって出てきた時に、安倍元首相が銃撃で重体とのニュースを見た。
この記事を書いている最中に、安倍元首相が死亡との速報が流れてきた。
ご冥福をお祈りする。
犯人には、激しい怒りを覚える。
それとともに、このようなことが起こる現実に恐怖を感じる。

僕は、これからこの映画を見るたびに、この事件のことを思い出す。
残念で、悲しい出来事だ。





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