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炎天下の砂漠で起こる顔の日焼けがとにかく痛々しくて日焼け止めクリームの大切さが身に染みてわかる『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗 4K復元版』

【個人的な満足度】

2024年日本公開映画で面白かった順位:33/40
  ストーリー:★★★☆☆
 キャラクター:★★★★☆
     映像:★★★☆☆
     音楽:★★★★☆
映画館で観たい:★★★★☆

【作品情報】

   原題:I due magnifici straccioni(The Good, the Bad and the Ugly)
  製作年:1967年
  製作国:イタリア・スペイン・西ドイツ合作
   配給:アーク・フィルムズ
 上映時間:178分
 ジャンル:アクション、西部劇
元ネタなど:なし

【あらすじ】

※公式サイトより引用。
南北戦争下、賞金稼ぎのブロンディ(クリント・イーストウッド)とお尋ね者のトゥーコ(イーライ・ウォラック)は、いかさまを仕組んでは巻き上げた賞金を山分けにしていた。

ある時、瀕死の南軍兵士から軍資金20 万ドルの隠し場所を訊き出した二人は、その地に向かう途中、運悪く北軍の捕虜に。

そして捕虜収容所長のエンジェル・アイズ(リー・ヴァン・クリーフ)もまた20万ドルの行方を追っていた…。

【感想】

『ドル三部作』の第3作目。相変わらずクリント・イーストウッドがかっこよすぎでしたが、個人的には前2作よりハマらずでしたね。。。(笑)

<尺が長い上にゆっくりとした進行>

この映画、とにかく長かったんですよ。ただでさえ3時間もあるんですが、その上、全体的にゆっくりとした進みなので体感時間もっと長く感じました。これが僕のハマらなかった唯一の理由です。とにかく、シーンのひとつひとつがメチャクチャ間延びしてます。町の様子から敵と対峙するシーンに至るまで、ものすごく時間をかけて撮ってるんですよね。それによる重厚感というか、大作感は確かにあるんだけど、正直テンポが悪く感じられて個人的には刺さりませんでした。いや、人によっては「これぞセルジオ・レオーネの真骨頂!」と感じる人もいるかもわかりませんが、僕は違いました(笑)

<トゥーコのキャラクターに救われる>

ただ、キャラクターはよかったです。ブロンディの多くを語らず、やることをきっちりこなす姿勢は相変わらずかっこいいですし、エンジェル・アイズの渋さもたまらないです。中でも推したいのはトゥーコですよ。劇中では卑劣な男として描かれていますが、彼がこのシリアスな雰囲気の中で唯一のコメディ担当。抜けているところはあるし、そこを利用されてブロンディにおいしいところを持っていかれるなど、何かと損な役回りでしたが、3時間の長尺の中においてはいい緩急になっていたと感じます。しかも、トゥーコだけが家族のエピソードが描かれており、その意外な設定がまたギャップになっていてよかったんですよね。

<砂漠を歩くときは日焼け止めクリームを塗りたくりましょう>

あと、この映画を観て、僕が強く強く思ったのが日焼け止めクリームの大切さですね。途中、ブロンディがトゥーコにやられて砂漠を横断させられるシーンがあるんですが、炎天下の中をずっと歩きまわるもんだから、ブロンディの顔の皮膚が火傷したみたいに爛れてしまって。。。白人は日光に弱いと知った上でのトゥーコの仕打ちなんですけど、自分も日光に弱いからあの痛さがメチャクチャわかります。。。なぜかその後は後遺症もなく綺麗に治っていましたけど(笑)

<そんなわけで>

面白いと言えば面白い映画でしたが、少ない会話や全体的にゆっくりとした展開が僕にはあまり刺さりませんでした。もう少しコンパクトにまとまっていれば楽しめたかもしれません。


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