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フランスが世界に誇る2大スターが共演するだけで圧倒的な画力(えぢから)があった『ボルサリーノ』

【個人的な満足度】

「午前十時の映画祭13」で面白かった順位:13/20
  ストーリー:★★★☆☆
 キャラクター:★★★★★
     映像:★★★☆☆
     音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★★★☆

【作品情報】

   原題:Borsalino
  製作年:1970年
  製作国:フランス・イタリア合作
   配給:メダリオンメディア
 上映時間:125分
 ジャンル:クライム、ギャング
元ネタなど:小説『Bandits à Marseille』(1968)

【あらすじ】

※公式サイトより引用。
1930年代のマルセイユ。チンピラのロッコ(アラン・ドロン)が刑期を終えて出所すると、恋人だった女がフランソワ(ジャン=ポール・ベルモンド)というペテン師と付き合っていることを知る。殴り合いの大喧嘩の末、友情で結ばれた二人はコンビを組むことに。

裏社会を支配するボスたちを排除し、自分たちが天下を取ることを決意した二人は、新しい仲間を集め、武器を揃え、遂に顔役の一人を射殺。二人は暗黒街の大物に成り上がっていくが――。

【感想】

午前十時の映画祭13」にて。1970年のフランス・イタリア合作映画。フランスの2大スター共演のギャング映画で、すべてが画になる作品でした。

<主演2人による夢の共演!>

いやマジかと。フランスを代表するアクション・スターのジャン=ポール・ベルモンドと、世紀の二枚目であるアラン・ドロンが共演してんのかと。『ドラゴンボール』(1984-1995)で言うところの孫悟空とベジータがフュージョンしちゃうぐらいのインパクトでしたよ、これ。ジャン=ポール・ベルモンドが公開当時37歳で、アラン・ドロンが35歳と、僕はもうその2人より年上になってしまいましたが、何ですかあのかっこよさ、渋さ、信じられません!あんなにスーツにハットが似合う人いるのかと。時代を感じるクソダサい水着でもかっこよさキープできるもんなのかと。ストーリー自体は街のチンピラがのし上がっていくというオーソドックスなギャング映画なんですけど、とにかく主演2人の存在感が強すぎて、それだけで観た甲斐がありました。

<ローラの謎(笑)>

笑えるのが、ローラ(カトリーヌ・ルーヴェル)の扱いです。彼女ってロッコの恋人だったはずなのに、服役中にフランソワに奪われてるんですよ。で、それにブチギレてロッコとフランソワが殴り合うところから始まるんですが、そこで友情が芽生えちゃうってどういう神経してんだって思いますけど(笑)男は拳で語るってやつでしょうか。で、結局ローラはどっちのものなのかわからないまま。シェア彼女、、、?(笑)しかも、その後もロッコとフランソワは違う女性に心奪われてるから、目移りが激しいのに、それに対してローラは何も言わないんですよね。もはやかっこよすぎて許容してんるんですかね(笑)でも、確かにあの2人はかっこいい。ラストのフランソワとか、マジで痺れますよ。ああなる予感がしてたから、あえてコイントスの賭けに負けたんじゃないかって気もして漢気を感じます。。。

<そんなわけで>

男が惚れる男ってぐらい、ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンがかっこよすぎる映画でした。この2人を真似て何かしたいけど、顔も体も違いすぎて無理だ。。。生まれ変わったら2人になりたい。。。


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