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民度低めの『ブックスマート』だった『Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック』

【個人的な満足度】

2022年日本公開映画で面白かった順位:156/199
  ストーリー:★★★☆☆
 キャラクター:★★★★☆
     映像:★★★☆☆
     音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★☆☆☆

【作品情報】

   原題:Never Goin' Back
  製作年:2018
  製作国:アメリカ
   配給:REGENTS
 上映時間:86分
 ジャンル:コメディ
元ネタなど:監督の自伝的映画

【あらすじ】

テキサスの夏。親友であるアンジェラ(マイア・ミッチェル)とジェシー(カミラ・モローネ)は、高校を中退し、ダイナーでウェイトレスのバイトをしながらワンルームに同居していた。

ある日、アンジェラがジェシーの誕生日を記念し、憧れのリゾートビーチへのバケーションをプレゼントしたことから物語が始まる。旅行費用の支払いでなくなった家賃を稼ぐため、2人はアルバイトを増やしていく。その矢先、自宅に突然強盗が入る騒ぎでやってきた警察が、部屋にあるドラッグを発見し、2人は逮捕されてしまう。

アンジェラとジェシーは、果たして憧れのリゾートビーチへ行けるのか。カオスな数日間が幕をあける。

【感想】

アメリカのティーン女子2人の若気の至りムービー。A24の映画で期待していたものの、「若いっていいね」と思える、いやむしろそれしか思えないお話でした(笑)

<アメリカらしいはっちゃけ方>

僕はアメリカに住んだことないので、果たしてティーンの描かれ方として正しいのかはわかりませんが、まあ日本では見られないノリと勢いですね。若さゆえの失敗ってのは万国共通なのかもしれませんが、未成年のドラッグやアルコールがさも日常のように描かれるもんですから、日本で生まれ育った身からしたら衝撃的ではあります。

<主人公を襲う不運の連続が滑稽>

リゾートビーチのバケーションに行くために、ウェイトレスのアルバイトを増やす2人ですが、彼女たちの住む家に強盗がやってきたことが運の尽き。騒動をきっかけに家を訪れた警察にドラッグを発見され、拘留されてしまいます。釈放後にバイト先に言い訳をしに行くにも、いろいろあってクビになってしまうという泣きっ面に蜂状態。ただ、すべて自業自得でしかないので同情の余地はありません(笑)

<画が汚いので注意>

それでもどうしてもビーチに行きたい2人。最後に一発逆転のクソみたいな秘策を思いつくんですが、そこは数奇な巡り合わせみたいな感じがして面白いです。面白いんですが、、、それがクライマックスっていうのが、とてつもなくしょーもないんですよね。とにかく汚くて。。。なんか、直近の洋画って、とりあえず下ネタ出しとけばいいみたいな作品ありませんか?最初はそういうのも邦画でお目にかかれないので、新鮮で笑っていたんですが、最近は観慣れたせいか、安易に汚い感じにすることにやや疑問を感じるようになりました。

<そんなわけで>

ティーン女子の若気の至りを面白おかしく描いた作品で、微笑ましい映画ではありました。ただ、全体的に汚いです。ドラッグにアルコール、あとは下ネタのオンパレードで(笑)2年前に『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2020)という映画を観ましたけど、あれもティーン女子2人がはっちゃけるという点では似ていると思います。ただ、こちらの方がより下品で民度が低いですね(笑)惜しげもなく下ネタを出すのは笑えますけど、けっこうがっつり汚物が出るので、それが苦手な人は要注意です(笑)


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