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今すぐディズニーランドに行きたくなる『ジャングル・クルーズ』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:28/150
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】

ディズニー
アクション
アドベンチャー
ディズニーランド
ジャングル・クルーズ
インディ・ジョーンズ
パイレーツ・オブ・カリビアン

【あらすじ】

アマゾンに伝わる不老不死の伝説──<奇跡の花>を手にした者は、永遠の命を手にすると伝えられていた。抜群の行動力と探究心を兼ね備えた博士のリリー(エミリー・ブラント)は、この秘宝を求めて危険に満ちたアマゾンの旅へ出発する。

彼女が相棒に選んだのは、ジャングルに生息する珍しい動物や、スリルあふれる先住民の村、“滝の裏側”などの名所の数々を、ジョークを交えながら観光客相手にガイドする、クルーズ・ツアーの船長フランク(ドウェイン・ジョンソン)。彼にもまた<奇跡の花>を探す“ある理由”があった…。

目的地は、「伝説に近づく者は全て呪われる」と言われる、アマゾンの上流奥深くの“クリスタルの涙”。そこで彼らを待ち受ける、謎に包まれた《恐るべき真実》とは…?

【感想】

世界各地のディズニーランドにある人気アトラクション、ジャングル・クルーズをモチーフにした映画です。

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(東京ディズニーランド公式サイトより引用)

世界観としては、『インディ・ジョーンズ』と『パイレーツ・オブ・カリビアン』を足して2で割ったような感じでした。まあ、監督が『パイレーツ』シリーズと同じ人なんですけど(笑)

<アトラクションに乗っているかのような展開>

冒頭から始まるドタバタ劇に心をつかまれ、最後までアトラクション感全開で進んで行くテンポのよさは、さすがディズニー映画ですね~。もうあの港町を目にした途端に、「あー、ディズニーランド行きて~。ジャングル・クルーズ乗りて~」ってなりましたもん(笑)原作であるアトラクションへのリスペクトも随所に感じられ、これ4DXとかで観たら、まんまジャングル・クルーズに乗っている感覚になるんじゃないかって。ディズニー好きというより、むしろディズニーランド好きの人にオススメしたい映画です。

<パターン化されたストーリー>

ただ、映画として観たとき、個人的には今一歩だったかなという印象を持ちました。おそらくですが、パターン化されたストーリーと、キャラクターに強さが足りなかったってのが要因なんじゃないかなって思いました。

ストーリー的なところで言うと、"月の涙"を手に入れるっていう最終目的が最初に提示されているから、わかりやすいのはとてもよかったんです。だけど、冒頭にも書いたように、結局は『インディ・ジョーンズ』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』と大差がないので、同じような絵面を見せられている感じになるんですよ。これを楽しいと取るか、ワンパターンと取るか。僕は7:3ぐらいで楽しい寄りでしたけど、目新しさがあるかというと、そういうのはありませんでしたね。

<イマイチ印象に残りづらいキャラクター>

続いてキャラクターです。筋骨隆々でデフォルトコスプレみたいなフランク船長に感じる抜群の頼りがいや、男勝りな性格のリリーの走りながら考える行動力は、充分に魅力的ではあります。いやもう、ドウェイン・ジョンソンとかいるだけで満足できるぐらいの存在感なんですよ。なんですが、、、彼の演じたフランク船長って、一応秘密はあるものの、ガタイのよさから来る腕っぷしの強さばかりが目立っちゃって、これまでドウェイン・ジョンソンが演じたキャラクターとあまり変わらないっていう。リリーに至っては"月の涙"を追い求める動機がよくわからなくて。。。命を懸けるに値するような動機じゃないんで、あまり彼女のキャラに魅力を感じなかったのかもしれません。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)とちょっとかぶりますし(笑)

<その他>

なので、映画としてはちょっと期待しすぎたかなって感じるところはありますけど、世界観がよかったのは確かですよ!だから、東京ディズニーランドにある『カリブの海賊』が、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のヒットによって、そちらに寄せた内容に改修されたように、アトラクションの『ジャングル・クルーズ』も映画に寄せた内容になるのもアリかもとは思います!

あー、早く東京ディズニーランド行きて~(笑)


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