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これが本当の"インフィニティ・ウォー"だと思った『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』

【個人的な満足度】

  ストーリー:★★★★★★★★★★
 キャラクター:★★★★★★★★★★
     映像:★★★★★★★★★★
     音楽:★★★★★★★★★★
映画館で観たい:★★★★★★★★★★

【作品情報】

   原題:The Lord of the Rings: The Two Towers
  製作年:2002年
  製作国:アメリカ
   配給:ワーナー・ブラザース映画
 上映時間:179分
 ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
元ネタなど:小説『指輪物語』(1954-1955)

【あらすじ】

滅びの山を目指すフロド(イライジャ・ウッド)とサム(ショーン・アスティン)は、後を尾けてきたかつての指輪所持者ゴラム(アンディ・サーキス)を捕え、モルドールへの道案内をさせる。

一方、オークにさらわれたメリー(ドミニク・モナハン)とピピン(ビリー・ボイド)を助けるため、後を追うアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)とレゴラス(オーランド・ブルーム)、ギムリ(ジョン・リス=デイヴィス)は、騎馬部隊で名高い王国ローハンにたどり着く。しかし、同国の王セオデン(バーナード・ヒル)はサルマン(クリストファー・リー)の魔法により正気を失い、国は衰弱しきっていた。

そこへウルク=ハイの大軍勢を差し向けるサルマン。今、ローハン軍とサルマン軍の壮絶な戦いが始まろうとしていた。

【感想】

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ第2作目。終盤の合戦シーンが胸アツすぎる最高の映画ですね!終わった後、拍手が出ましたよ。

<本シリーズの真骨頂はここから始まった!>

『ロード・オブ・ザ・リング』はそのファンタジーな世界観に何よりも心奪われますよね。剣と魔法が織り成すRPGのような一度は夢見る世界。そんな中で、個人的に一番興奮するのは合戦シーンです。大軍 vs 大軍の敵味方入り混じる大乱戦。観ているこっちも何が何だかわからないぐらいのカオス状態です。それが初めて登場するのがこの2作目からなんですよ。ラスト40分ぐらいから始まるローハン軍とウルク=ハイの軍勢の戦い、2002年の公開当時もあまりのすごさに身動きひとつ取れないぐらい見入ってしまいましたが、今観てもすごかったです、、、!!

最近だと『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022)と構図的には似ているんですよ。あれも大軍 vs 大軍なところがありましたから。でも、こっちは20年も前に作られた映画で、しかも『キングダム2』よりもさらに迫力があるっていう、、、!やっぱりこういう"ド派手に見せる画"っていうのは、ハリウッド映画の十八番ですよね。そんな多くの人やオークたちが入り乱れる中で、レゴラスが盾をソリみたいに使って、階段滑り降りながら矢を放ちまくるシーンは鳥肌立ちましたね。「そんな姿勢でよくそんな素早く撃てるな」って。

図49

(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』本編より引用)

それ以上に、ガンダルフ(イアン・マッケラン)の登場シーンがかっこよすぎるんですよ!「ヒーローは遅れてやってくるっていうがここまで似合うじーさん、他にいますか?」って。

図50

(『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』本編より引用)

まあ、正直その終盤の合戦シーンに行くまでは、ちょっと長いなあとは思う部分もなきにしもあらずですが、それをカバーして有り余るほどの面白さがこの映画にはあります。

<ゴラムの演技が"あの人"を彷彿とさせる>

本作から本格的に登場することになったゴラム。彼もまた指輪の魅力に憑りつかれた可哀想な役どころ。モーションアクターとしてアンディ・サーキスが演じてはいるものの、ゴラム自体はCGです。そのちょっと気味悪い姿が印象的ですが、二重人格?でいい人と悪い人の使い分けがあるんですよ。これがとあるキャラクターを彷彿とさせましてね。誰だかわかりますか?あくまでも主観なんですけど、『スパイダーマン』シリーズのグリーンゴブリン(ウィレム・デフォー)っぽいなって思いました。グリーンゴブリンもいい人格と悪い人格で使い分けてますからね。

<そんなわけで>

前作以上に大迫力のシーン満載で、絶対に映画館で観てほしい作品です。IMAXで観れる機会なんてもうないかもしれないので、ぜひ劇場へ足を運んでみてください!2週間限定ですよ!!


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