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現代精神医学における薬物の役割Joanna Moncrieff②

The role of drugs in modern
Psyciatry.

「現代精神医学における薬物の役割」

 
引き続き、
イギリスの精神科医Joanna Moncrieffの論文紹介です。
(私が勝手に要約してますので、
 全てを読みたい人は検索して読んでください)
 

今回のテーマは
「現代精神医学における薬物の役割」です。
 

彼女達精神科医は
「精神障害は化学物質の不均衡によって引き起こされるという理論」
について
異議を唱えてます。

 

この理論は、
現在のところ何の根拠もなく、
化学物質が精神的な問題に対する
最良の治療法であるということについては、
さらに少ない証拠しかありません。

 

うつ病におけるセロトニン異常、
精神病や統合失調症におけるドーパミンの異常については、
ほとんど証拠がないことを
示しています。

 

精神科治療薬は魔法の弾丸であるという考えの歴史を辿り、
このモデルを助長する製薬業界、
精神科専門家、国家の役割を探ってます。
 

過去10年間で
精神科治療薬の処方率が増加している

ことを、調査で明らかにしており、

また
製薬業界がこれらの精神薬を
売り込むために、
成人のADHDや
「新しい双極性障害」のような
状態を、
作り出してきたことを分析しています。

 
 

以上
今回はここまでで区切ります。


 
同様なことは
内海聡氏や他にも数名の精神科医、
他の科の医師もその著書や論文で述べられてます。

CCHRの米田倫康氏や小倉謙氏も
著書や講演会で
同様なことを述べられてます。

 
CCHRは「市民の人権擁護の会」
宗教団体のようです。
 
精神科医師会側は
「宗教だから怪しいことを言ってる」

一刀両断します。


内海聡氏や、
向精神薬の問題を自らの著書や論文で取り上げた
独協医科大学の精神科医、
井原裕先生も学会や同僚医師仲間からは
批判されてます。
 

私達患者側も、
表向きの聞こえのいいプロパガンダに
引きずられがちです。
 
自分で
その人達の著書や論文を読む。
世界の著名な方々の論文や著書を読む。
 
幅広く知識を得てから、
自分で判断すればいいと思います。
 

ネットでこう書かれていたから、
宗教団体だから、
あの人は怪しいとツイートされてたから、
 
そのように
自分で確かめず、
ただ、
目にしただけの情報で決めつけてしまう。
 
それは
フェアな判断ではないような気がします。

 
特に日本は
「タブー」とされてる情報が多い国です。



大手メディアも忖度し、
自主規制して報じない
タブー情報が多々あります。
 


そして、
この精神医療問題、
向精神薬問題は
そのタブーの中の一つなのかもしれません。


 

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