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東京は37度だよ。しずちゃん元気にポカリ飲んでる?



こんな暑い日には、「アクエリアス問題」と
しずちゃんを思い出す。



中学時代、同じ卓球部に所属していた しずちゃんはいつもポカリスエット(通称ポカリ)を飲んでいた。

ポカリに似た味の、よくわからないスポーツドリンクもどきを飲む自分は、それに憧れていて、
よくポカリに対してポカリじゃんとポカリってた。



自分が飲むノーブランド(希釈強薄味)のものは変に苦くて、とりわけレモン風味はその変味をかき消すためにかもっと苦い。

コレじゃないんだよな」感を飲むたびに感じさせる、印象を刻んでくるタイプだった。




飲み物がそうであるように、
写実派と印象派、でなくて

正統派と異端派な私たちはあらゆる面で真反対だった。

だから馬が合ったように思える。




背の高いしずちゃん。平均身長のわたし。

成績の良いしずちゃん。中の上くらいのわたし。

しずちゃんがカットマンなら、わたしはボール拾い。

部長が「北中〜ファイトゥ〜」と言えば、「ファイトゥ〜」と言う。






なにはともあれ、

仲良しだった。







「これ飲む?」

「え、いいの?ありがと〜」
「ポカリってまじうまいよね」

「いやこれ

「「アクエリアス」」


な!!!」「だわ!!!」


「これ、アクエリアス問題じゃん」


 (爆笑)







ツボ浅すぎ




ツボが浅すぎる方が問題であった。






あの頃の私たちは、

ポカリの空色よりあざやかで、アクエリアスよりしょっぱかった。




…。

思い出を熱く綴ったうえに、大滑りしたら喉が渇いてきた。

ポカリでも飲もう。


じゃなくて、アクエリだ。




※アクエリアスを、口から出やすいポカリと言ってしまうことを「アクエリアス問題」といいます。

最早どちらでもいい。





常夏の東京より
スコッティでした。❕🦧🤚

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