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勉強が好きだなんて思ってなかった2

なんだか3回にまとまらなさそうな雰囲気…笑
前回からの続きです。

まっすぐな高校時代

栄養士の仕事について深く考えたこともなかったのに、いつの間にか真剣に将来のことを思い描いていました。

栄養士になるなら、高校でも専門的な勉強がしたい。
でも私立に通うようなお金は我が家にはない。
そもそも、そこまで成績は良くない…

中学生ながら、けっこう頭を抱えました。
悩みつつも、学校から貰った高校がたくさん載った分厚い本をパラパラめくっていたとき、手が止まりました。

家庭科を中心に学べる専門学科
学区は県内全域
県内にある公立高校
家庭科専門学科のある公立高校は県内ここだけ
偏差値(内申点)も私には余裕がある

「ここだ!!」

私が通う高校はここしかない、そう家族に伝えました。

学区全域で募集人数40人なんて倍率が高すぎる
不合格だったらどうするの?
私立には通わせられない。落ちたら働くの?

否定的でした。その高校に行ったからと言って、栄養士の資格はもらえません。さらに専門学校なり大学なりに通うことになるからです。
それなら普通科高校でもいい。わざわざリスクを背負ってまでそこを受験する必要があるのか。
私を思っての言葉でした。

どう決着をつけたかは、全く覚えていないけれど
私は曲げることなく希望した高校の体験授業に行き、説明会に行き、受験し…


見事合格。


普通科の高校とは明らかに違う時間割。
40人クラスで、男の子は3人だけ。1クラスしかないから3年間クラス替えはなし。
同じように夢を持った子が多いから、クラスメイトはみんな根性がありました。私もいつからか、栄養士になることが「夢」に変わっていたんですね。

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家庭科を中心とした専門学科なので、お世話になるのは家庭科の先生がほとんど。被服制作に調理実習、保育系の授業もあります。
1年生はクラスみんなで同じ授業を受けますが、2年生からは被服系と食物系に分かれて専門科目を勉強します。

学年が上がるにつれ、専門性は増していきます。私はもちろん食物系にすすみ、栄養や食文化、調理の基礎をつけてもらいました。
中学で面白いと感じた、あの理科の授業の内容とも食物系の授業の中で再会しました。

座学のほかに実習もあります。
校外に実習先を見つけて自分で依頼し、実習させてもらうインターンシップもありました。
3年生では、大学でいう卒論のような科目があって、自身でテーマを決めて勉強して発表するので、夏休みは返上でした。

もちろん高校なので、最低限の普通教科もあります。
国語も数学も英語も社会も化学も生物も体育も。
普通科の高校生とは明らかに違う。忙しさが違う。
家庭科の先生たちも熱意を持って指導してくれたので、3年間でかなり鍛えられました。

そうしているうちに、またやってくるのです。
進路を決める時期が。

つづく

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☆こばなし☆
調べたことはないですが、
父方の家系に海外のルーツがあるらしい我が家。
私も小さい頃から瞳や地毛が茶色く、肌が白いのです。

それが影響して
高校入学前のオリエンテーションで
生徒指導部の頭髪検査に引っかかる
という珍事件がありました😳

入学後も、毎年4月は指導部に声をかけられる、
そんな3年間だったことも忘れられません(笑)



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