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ちゃんしーのサンシーブルな人生#15図書館

前回に引き続き、どん底大学時代のエピソードです。当時のことを昇華させたくて、書ける範囲で正直な気持ちを記しています。表現が生々しい、痛々しい部分もあるので、影響されやすい方はご注意ください。

大学でいつも仲良くしてくれる友達も、私に手を差し伸べてくれました。
大学2年の終わりごろ、「いつも前向きでニコニコしてるけどさ、大丈夫かなって思うんだよ。辛いこととか、ない?」

最初はいつものように大丈夫大丈夫!って答えていました。だけど、私自身のためにも話した方が良さそうだなと思って、勇気を出して差し出された手を握りました。

友達は受け入れてくれて、悩んでいることや素直な気持ちを伝えていいんだと思えるようになりました。

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すれ違い

友達が受け入れてくれて、恐る恐るだけど自分の悩みを話せるようになったけれど、なんだか違和感がありました。
友達と距離ができてしまったような、すれ違っているような、そんな違和感。

悩みを打ち明けられるようになった時は、親身にみんな聞いてくれていたんだけど、次第に適当に流されているように感じられたんですよね。気のせいかなと思ったけれど、他愛のない話をしても返事がなかったりして、明らかな壁を感じるようになっていました。

「あ、なんか私は避けられてるな」と感じて、教室移動もお昼も、授業も一人で過ごすことにしました。その方が私も気が楽だったから。

涙が止まらない

気づいたら壁が作られていて、理由が分かりませんでした。打ち明ける悩みが重すぎた?私が真面目すぎるの?何かしちゃったのかな。
やっぱり悩みなんて打ち明けなければよかった、私が我慢すればいい……
もう冷静に考えることが出来なくて、自分に原因があると思うしかなかった。

そう思ったら涙が止まらなくなってしまって、図書館の個室に一人で過ごすことが増えていきました。ずっと泣いていましたね、好きな音楽を聴いても何をしていても。
次第に、通学電車の中や授業中にも涙が出るようになってしまって、学校に行くことを躊躇うようになりました。

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ちょっとしんどいなと思って、精神的に不安定になってしまったからみんなと距離を置いたこと、少し回復するまで養生することを、仲良くしてくれていた友達に伝えました。
それが良い方には転ばず「そんなの逃げ!」とまで言われてしまった。
ショックでした。やっと悩みを打ち明けられるようになって、これからまたさらに距離が縮まると思っていた友達に、そんなことを言われると思わなかったから。
やっぱり言わなきゃ良かった。そう思うことが本当に多かったです。傷つくことが多すぎた。

SNSでも私のことと思われる書き込みを見かけて、パニック状態。過呼吸になって身体がこわばってしまうほどでした。そこから一気にSNS断食。何も、誰も信じられなくなってしまって、まっさらにしたかった。
あの頃突然、連絡やSNSでのつながりを絶って、驚かせてしまったみなさん、本当にごめんなさい🙇‍♀️

停学か休学か

あんなに頑張って入った大学に行くのがつらい。同時期に家族が入院したりもして、いっぱいいっぱいだったんですよね。
もう辞めた方がいいかもと思った私は、先生に相談しました。(当時、私の大学はクラス制をとっていて、担任の先生がいました)

担任のY先生はメールで親身に対応して下さり、停学や休学という手段があることを教えてくれました。幸い私は真面目に大学生をやっていたので(笑)、多少欠席が続いても、影響が小さかったんですね。
ただ、規定の日数以上欠席になると単位を落とすことになる。人間関係を鑑みて1年休むのもあり、という提案をしながらも、ゆっくり考えたらいいよと見守ってくれました。

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停学か休学か。
私はどちらも選びませんでした。
このまま学校に通うことを決めました。
だって、その友達に負けたくなかったから。高校時代、あんなに苦労して入学したのに、そんなことで1年長くなんてやってられない!!と思ったんです。負けず嫌いですねぇ(笑)

結局、最終的にその友達と和解すること、その時のことを追及することはありませんでした。
あれから一緒にランチをすることも、授業で隣に座ることも、遊びに行くこともしなかったです。
私ももう傷つきたくなかったから、それでよかった。

新しい風

大学3年になって、今までのコミュニティが無くなりました。華のキャンパスライフを描いていたはずが、まさかこんなことになるなんて。
"いつものメンバー"はいなくなったけど、高校で仲良しだった友達が同じクラスだったし、他にも気軽に話せるクラスメイトはたくさんいました。
みんなもう大人だったから、私達の関係に首を突っ込んでくる人もいなかったし、普通に接してくれていたのがありがたかったです。(高校からの友達には状況を話して、理解してもらえていました!)
少し寂しいな…と思いながらも気が楽で、また以前のように通学できるようになりました。

そして、私にまた新しい風が吹き始めました。


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