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#7 映画「アースクエイクバード」

2019年11月8日〜劇場公開、11月15日〜Netflix世界同時配信されました最新ハリウッド映画「アースクエイクバード」を早速観賞。
ハリウッド作品ながら日本ではあまり広告がプロモーションが少なかったようなイメージだけど、非常に配信は楽しみだった作品。

主演が「エクスマキナ」という近未来系の映画で女性型AIロボット役を演じていた「アリシア・ヴィキャンデル」、 2人の女性を翻弄する本作のキーパーソン役は EXILE、三代⽬ J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
のリーダー兼パフォーマー「小林直己」、製作総指揮は「ブレードランナー」や「エイリアン」シリーズの巨匠「リドリー・スコット」です。
SF好きの僕としてはリドリー・スコットの時点で確定案件で、本作の舞台が"東京"ということも大きなポイントだった。

※ちなみに「エキスマキナ」は名作ですが観ていない人が結構多いと思うので、かなりオススメ。スタイリッシュな映像でAIと人間のこれからの関係などを問う、ラストに観る者へ解釈の余地を残してくれます。現代だからこそ。

戻りまして「アースクエイクバード」ですが、現時点で映画レビューサイトではかなり低評価。個人的な意見ですが、本作の「テーマ」がどこにあるか分からない、とか、薄い、とか、そういった感想を抱く人が多い印象です。
特にあらすじとか予告のイメージで固めて観ていると、よく分からない現象に陥りそう。

でも明らかなポイントはタイトルに込められた意味「アースクエイクバード」。直訳すると「地震の鳥」。
作中で、「地震の揺れがおさまった時に鳥のさえずりが聞こえる」というようなセリフがあります。
言い換えると、さえずりが聞こえる程まるで平和なような静けさが現れる。

この地震という"恐怖"とそのあとの"平和"という違和感・ギャップが、登場人物(特に主演のアリシア)の心理状態の"揺れ"というところにかかってくるところに着目すると面白い!

キーワードとしては、「感情の揺れ、錯覚、罪悪感、身近な人間の死による翻弄、東京という街における外国人」など。

そこに着目して深夜に観れば、深いところに落ちまくれます。笑

【予告編】


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