初任者が負担を減らすための守破離
初任者もメインとして授業を行う機会が最初からありますが、授業の内容や構成についてオリジナリティーを出して、1から全て考えようとするのは、かなりの労力になります。すでに経験が豊富で自分の型がある場合にはいいかもしれません。
しかし、大学卒や教員の経験が乏しい場合、私のように教員としての経験は複数年あるものの特別支援学校での勤務は初めてといった場合は経験が皆無と言ってもいいです。
子供の動きもイメージできませんので、全く見通しが立ちません。さらに、指導法の引き出しも少ないです。
このような状況にもかかわらず1から作ろうとするのは、不可能に近いのです。
◯オリジナルに拘らない
自分がメインだから、誰かの授業内容とは全く別物を作らないといけないということはないと思います。
すでにある指導案や他の先生方がされている授業内容に沿った形が良いと考えます。
子供にとっても大きく授業形態が変わるのは不安を煽るだけです。
これまで出来上がっているルーティンに抗うのは負担が大きくなります。特に特別支援学校は特性がある生徒が多い学校なので、完全オリジナルは見通しが持てず、授業に集中ができないリスクを孕んでいます。
◯何も考えずになぞるのは違う!
かといって、すでにあるものをそのままやれば楽ですが、マニュアルをこなすだけのフォームを身につけてしまうと何の成長も見出せませんし、仕事のやりがいを見つけたり、価値を創造することはできません。
◯少しだけオリジナルを出す
すでにあるものが10の工程としたら1〜2くらいはオリジナルを加えたり、改善を加えるなど変容を行うことが大切です。
もしくは、一度はすでにあるものをそのまま行い、次に向けて何らかの改善点を見つけるつもりで授業を行うことが大切です。
まさに、守破離です。
すでにあるものは、実績があります。型を守ってやることで吸収できることもあります。
型を守る中で、感じる違和感も同時にあると思います。子供達は機械ではありませんので、子供の実態や環境によって授業内容の適用・不適用があるはずです。
ですから、実施者として感じることを改善案として形にしていく訳です。
そこから、破→離とオリジナルになっていく訳です!
守ることでできた余裕は自己投資に回しましょう!そうすることで改善に役立ちます。
業務に全てのリソースを割くことなく、今すべきことと、将来に向けての投資を並行して行っていくことが重要です!
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