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シンプルだけどそれが一番難しい【読書感想】

MASAです。

夏休みですね。(2019年8月18日現在)

夏休みの宿題に読書感想文てあったじゃないですか。皆さんは読書感想文て好きでしたか?

僕はあれが大好きでした。好きな本を読んで感想書くだけってめちゃくちゃ俺得じゃん!!ってずっと言ってたような気がします。

でも

読書感想文が好きな人って少なくないですか?

自分の学生時代を思い返してみても、大量に課される夏休みの宿題の中で、読書感想文だけは提出しない人とか、読書感想文は後回しにして最後の日に滑り込みでやっつけのものを書くとか、そんな人が多かったように思います。

読書感想文てなんで書かないといけないんですかね。

文章の書き方を授業で教わっているならまだしも、急に長期休暇で課されて大半の人は読みたくもないものを強引に読まされる。

こう考えると僕はイレギュラーな存在だったのでしょうか(笑)

そして現在、Twitterだけでは自分の読んだ本の感想を意図したとおりに伝えきることが難しくなって、奇しくもかつてとは違う形で読書感想を綴るようになりました。書きたいように書いているけど読んでもらえるようになるにはどうしたらいいのか。考え続けています。

そんな時、シンプルなタイトルに目を惹かれ、買ってしまった本がこちら。

「読みたいことを、書けばいい。」

他にきらびやかな装丁を施すこともなく、一方で非常にメッセージ性の強いタイトル。他にもたくさんの本が並んでいる中で、僕の目はこの本にくぎ付けになってしまいました。

後々詳しく書くんですが、この本のタイトルを見て「バズるため、文章を書いてお金を稼いでいこう」といったハウツー本を期待した方、この本には一切そのような方法は述べられておりません。

むしろ、この本には著者の方の性格がつまっておりゆるーく、時には笑えるような文章でつづられています。

この本では「書く」ことに関してどのようなことが書かれているのか。

概要はこちら↓↓↓

概要

世間には様々なテクニック本が本棚に並んでいる。例えば、ダイエット本。ダイエットに関する本はたくさん本棚に並んでいて、おそらく棚の一列を占領するぐらいは平均して並んでいるだろう。しかし、思い出してほしい。それを読んだくらいで実際に痩せることはできただろうか。読んでいてそれほど楽しくもなく、いつのまにか部屋の本棚に並び、それっきり読み返すこともないことが大半だろう。

文章を書くことも同じである。「自分が読みたいことを書けば、書いていて自分が楽しい。」これが一番のメッセージである。例えば、文章を書いていて自分が読んで面白くないものをほかの人がおもしろいといって読んでくれることがあるだろうか。可能性としてはそのようなことはめったに起こらないだろう。

「自分が書いていて楽しい」それだけでモチベーション変わり、意欲的に行動できる。

この本では「文章を書く」という行為に対して5W1Hで著者なりの回答を示し、自分が書いていて楽しい文章を書くための著者の考え方を述べている。

実は下調べしているときが一番楽しい

この本を読んで、一番実感したことは「下調べをしているときが一番楽しい」ということでした。

実際にこの本の感想をまとめている現在も、どこの内容に触れてみようかなどを考えてそこの部分を重点的に読み返しているときが楽しかったりします。

そしてこの「下調べ」こそが文章を書く上で一番大事なポイントです。

物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛

筆者もこう主張するほど下調べが大事なのです。

そしてこの「下調べ」において、著者は「図書館」に行くことを推奨しています。

確かに今の時代わからなかったらGoogleで検索してみれば一発でたくさんの情報が流れ込んでくるでしょう。しかし、その情報は本当に正しいものでしょうか。

曖昧な情報を過信して世の中に発表し、それが間違っていた時、激しく糾弾されその人の信用は底辺まで失墜していきます。一時期話題になった、新しい培養細胞を主張した理化学研究所の女の人を思い出します、、、

正しい情報、不必要に切り取られていない言わば「一次情報」とも言うべき情報を、情報の宝庫である図書館から取得して文章に落とし込むことが大事だそうです。

これを知って直ぐに図書館に駆け込みたくなりました笑

やっぱり楽しまないと続かない


なんでもそうですけど楽しくないと続かないですよね。

文章を書くことも同じです。

では、文章を書くことにおいて楽しむとは何なのか。

1つは、ひたすら書くことが楽しいということでしょう。内容に問わず、「書いている」行為自体が楽しいパターンです。この行為を苦痛だと思う人が多い中でこれを楽しむことが出来る人はとても強いですよね。

そしてもう1つが、自分で書いた文章に感動してモチベーションに繋がるということです。

感動が中心になければ書く意味が無い

筆者もこう言っています。

自分で書いた文章に自分で感動して、自信を持って発表し、世間からも同等の評価をもらって、次の執筆のモチベーションにする。

これを行おうとするとあまり人が目にしない、人があまり書いたことの無いようなものを書かないといけなくて難しい作業にはなるのですが、だからこそ完成した時には感動が生まれるのかもしれませんね。

自分で感動できるような文章、書いてみたいものです。


まとめ

今回は「読みたいものを、書けばいい」を読んでみました。

世の中に様々な文章のハウツー本が並び、商業的に書く人が増えてきている中で、敢えて楽しむために書くことを述べた本に出会ったのは珍しく、「読むこと」を楽しむことが出来ました。

この本をオススメする対象としては

・今何かを書く仕事をしている人
・何を書こうか迷っている人
・書くことを始めようとしている人

でしょうか。非常に軽快な文章で読んでいたら筆者のファンになりそうなくらい読みやすい文章なので、導入としては文句なしです!!

お読みいただいてありがとうございました。

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