見出し画像

その無茶を、現実で見たいんだ。

クリストファー・ノーラン監督の作品は素晴らしすぎるので、毎回楽しみにしています。今、新作がこんなに待ち遠しい監督もいないんじゃないかな。
割とそういう人、多いんじゃないかと。

出演俳優も彼の作品なら、ギャラが安くても、端役でもいいから出たいという人が多いという話を聞いた。CGを極力使わない撮影は、やっぱり熱量みたいなものが違うんだろうな。

それほど、人を惹きつけるクリストファー・ノーラン監督が極度のデジタル嫌いだって話がすごく好き。未だにスマホすら持っていないし、脚本執筆の際は、ネットに繋がっていないPCを使うとか。
ネットのせいで本を読まなくなる人が増えて、文脈や知識体系が失われてしまった…的な発言をしてたような。(あやふやなので、間違ってたらすみません。)

結局、圧倒的なリアリティみたいなものにしか、本当の興奮はないのではないか、と、思ったりします。結局、俳優さんも含めた作り手も、もうCG撮影に飽きてんじゃないかと。

いや、CGでできるよ、AIでできるよ…って議論は非常にくだらなくて、それはつまるところ、予算とスケジュール圧縮の話でしかないのではないのかと。
それよりは、無茶を現実で叶えるためには、どうするのかみんなで頭を捻って、議論をして、必死で作り上げる熱量こそが大事なんじゃないかと思ったりします。できちゃえばいいってもんじゃない。その過程に価値がある。

そういう中から、チームが成長したり、次のアイデアが出てくるもんじゃないかと思ってもいます。もしくは、過程から新技術が生まれたりね。まぁCGの新しい技術が生まれたりもしているんだろうけど。結局楽に何かをやるための技術なんではないかと。

まぁまぁ、紆余曲折あってようやく公開されたオッペンハイマー、忙しさゆえまだ観に行けてないので、こんな文章で憂さ晴らしをしているわけです。

早く行かないと。

この記事が参加している募集

映画が好き

良い曲だ、良い記事だと思ったらサポートをお願いいたします。次回の制作費にいたします。